MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<今月の曲>07年10月の5曲

2007-10-31 03:11:39 | 今月の曲

The Dreamers【写真】「Petit Nuage」
この曲にはハマりました。秋向きのメランコリックで美しい曲です。
女性ヴォーカルはもちろん、エレクトロニカ寄りのサウンドも最高。
今月は就寝前にこの曲を聴くのが日課となりました。
http://www.myspace.com/thedreamersspace(2曲目)

Oliver North Boy Choir「Baby Cool」
透明感がある女性ヴォーカルが素敵なデンマークのバンド。
ややチープながらもメロディーも良いエレポップです。
http://www.youtube.com/watch?v=pZBpBidtyqI

Anna Järvinen「Götgatan」
Granadaというバンドでヴォーカルとソングライティングをしていた
という女性ですが、インパクトのあるヴォーカルです。
http://www.youtube.com/watch?v=peiwhdAh8uw

The Concretes「Keep Yours」
ニュー・アルバムからの第3弾シングルはかなりカッコイイです。
全く新しいバンドになったような感じさえします。
http://www.youtube.com/watch?v=QltIkh_LiBQ

Jens Lekman「Sipping On Sweet Nectar」
アルバムの中でとくにこの曲がというわけでもないのですが
とりあえずYouTubeにヴィデオがありましたので。
http://www.youtube.com/watch?v=v1kIFX7p29I

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<トピックス>スウェーデン・ミニ情報

2007-10-30 15:03:43 | トピックス

《you/meアルバム発売か》
こちらで少し触れたかわいいエレポップのyou/me【写真】。myspaceの曲がだいぶ入れ替えられています。ジャケットらしきデザインやwinter2007の表記があることから、いよいよアルバムが発売になる気配です。男女デュオだとばっかり思っていましたが、メンバーはAnna Berglundひとりとなっています。少しだけLucky SoulのAli Howardに雰囲気が似ています。
you/meのMySpace ↓
http://www.myspace.com/youmeband 


《Maia Hirasawaニュー・ヴィデオ》
デビュー・アルバム「Though, I'm Just Me」が好評なMaia Hirasawa。本国で第3弾シングル「Mattis & Maia」を出したばかりですが、そのヴィデオがYouTubeにアップされています。来週にはいよいよ来日、そして日本盤CDも発売になります。
Mattis & Maia ↓
http://www.youtube.com/watch?v=EWmyHPDowg4

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<ジャケ買い>Corduroy Utd.「Oh Eira」

2007-10-29 00:32:46 | ジャケ買い

木の茂る緑の中に置かれたアイロン台とアイロン。上の方の赤の横線がアクセントになっています。電源はどこから取っているのだろうなどと要らぬ心配をしてしまいそうですが、結構インパクトの強いジャケットです。スウェーデンの7人組の04年作品です。今年3月にHMVの300円均一セールで購入しました。

Corduroy Utd.は02年に4曲入りデビュー・シングル「Behind My Back」をSummersoundから発表していますが、この時フロントマンのGustav Ågrenはまだ15歳だったそうです。それから2年後の04年にLabradorからリリースされたのが「Oh Eira」で、現在のところこのバンド唯一のアルバムです。

「Kingsize Vol.2」と「Labrador 100」というLabradorの2つのコンピレイション盤で収録曲の「Daddy's Boy」と「In A Dream」が聴けますが、この2曲は元気で若さ溢れる似たタイプの曲でした。アルバム通して聴いてみると、爽快なネオアコ・ナンバーからDexy's Midnight RunnersやThe Housemartinsなどを彷彿させるソウルフルな曲、ボサノヴァ・タッチの曲もあったりと結構ヴァラエティーに富んでいます。ナイーヴな男性ヴォーカル、軽快なトランペット、キラキラしたギター・サウンド、そしてハンドクラップや女性コーラスも気持ちの良い瑞々しい曲が11曲並んでいます。今まで聴いてきたなかではThe Newcoloursのファーストに少し雰囲気が似ているかなと思いました。ジャケ買い大成功です。

MySpaceで聴ける4曲中3曲がこのアルバムの収録曲です。もしこれらの曲が気に入りましたら、リンクの貼ってあるオフィシャル・ページの方も訪れてみてください。なんとここにはほとんどの曲のMP3ファイルが置いてあります。4曲入りシングル「Behind My Back」(これもジャケが最高)のピュアさには脱帽です。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/corduroyutd 
オフィシャル・ページ ↓
http://konstochvanligasaker.se/corduroyutd/index.php?text_id=2

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<この1枚>Heavenly「Operation Heavenly」

2007-10-28 00:22:56 | この1枚

最近なぜか若いカップルの男性のほうが髪にピン止めをしているという光景によく出会います。なんとなく変な感じなのですが、それでも不思議と似合っているのでまあよいのですが。

ピン止めで反射神経的に思い出したのが、HeavenlyのAmelia Fletcherのお花のピン止めです(やや強引)。
80年代後半の英国のアノラック・バンドTalulah Goshがメンバーの音楽性の不一致が原因で解散し、その少し後になぜかほとんど同じメンバーで結成したのがHeavenlyです。Talulah GoshとHeavenlyはキューティー・ポップの元祖として多くのフォロワーを生んだインディーズ・バンドです。

91年のファースト・アルバム「Heavenly Vs. Satan」では、Talulah Gosh時代のパンキッシュなサウンドとは一転してネオアコでした。「Cool Guitar Boy」というタイトルも素敵な名曲が収録されています。

続く92年のセカンド「Le Jardin De Heavenly」は演奏が少しガチャガチャしているのが気になりますが、泣きメロのオンパレードで個人的には一番好きなアルバムです。「Different Day」などはHeavenlyの曲のうちでも1か2を争う曲だと思いますし、米国のKレコーズ主宰者であるCalvin Johnsonとの異色デュエット「C Is The Heavenly Option」というのも聴けます。

転機になったのは93年のシングル「P.U.N.K. Girl」です。ジャケットもポップですが(このブログのずっと左下にあるプロフィールに使っています)、曲の方も元気でポップです。

その路線をさらに進めたのが95年のサード・アルバム「The Decline And Fall Of Heavenly」です。Heavenlyのアルバムの中では一番地味な感じがしますが、ポップで明るい曲が並んでいて演奏も含めてバンドとして安定してきた時期ではないかと思います。

前置きが長くなりましたがその後の4枚目のアルバムが96年の「Operation Heavenly」です。このアルバム発表の前にAmeliaの弟でドラマーのMatthew Fletcherが自殺してしまいます。スリーヴのデザインを手掛けていたのも彼でした。残念ながらこれがHeavenlyとしてのラスト・アルバムとなってしまいます。
この作品は前作までの流れ以上にパワフルなサウンドになっていて、「Trophy Girlfriend」「K-Klass Kisschase」というオープニングの2曲などはファーストの頃とは全く別バンドのような感があります。「Space Manatee」や「By The Way」のようなポップで元気な曲もあれば、Calvin Johnsonとの2度目の美女と野獣のようなデュエット曲「Pet Monkey」もあります。
収録曲のうち一番の異色曲がSerge Gainsbourg作でFrance Gallのカヴァー「Nous Ne Sommes Pas Des Anges」(天使のためいき)で、Ameliaがフランス語のヴォーカルを披露しています。
この曲は、長い髪をした男の子とパンタロンをはいた女の子という、60年代のユニセックス化を歌ったものです。なんとなく髪にピン止めをした男の子とつながってしまいました。

AmeliaはHeavenlyの後にMarine Researchでアルバムを1枚出して、現在はTender Trapというバンドで活動しています。この2つのバンドの作品は確実にHeavenlyのラスト・アルバムである「Operation Heavenly」の延長線上にあります。

ところでAmelia Fletcherがオックスフォードの経済学士だったというのはTalulah Goshのライナーで読んでいたのですが、OFT(Office of Fair Trading)のチーフ・エコノミストという肩書きもあるようです。少し驚きました。

Trophy Girlfriend ↓
http://www.youtube.com/watch?v=B6SJS7OOZi8
Space Manatee ↓
http://www.youtube.com/watch?v=zwY-BwGMkIY
HeavenlyのMySpace ↓
(2曲目がNous Ne Sommes Pas Des Anges)
http://www.myspace.com/heavenlytheband 
France Gall「Nous Ne Sommes Pas Des Anges」 ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=7z5YCau6zgo
Tender TrapのMySpace ↓
http://www.myspace.com/tendertrap

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<トピックス>Sahara Hotnights特別ライヴ

2007-10-27 13:40:26 | トピックス

「Sweden Sounds In Japan'07」に出演するスウェーデンの人気ガールズ・バンド、Sahara Hotnightsの特別ライヴが開催されます。11月9日(金)、場所は4月にHello Saferideがライヴを行った「吉祥寺 STAR PINE’S CAFE」(ヨドバシカメラ近く)です。

詳細 ↓
http://www.swedensounds.net/archives/186
Sahara HotnightsのMySpace ↓
http://www.myspace.com/saharahotnights

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ネットで見つけた新曲・新アーティスト

2007-10-27 13:10:37 | 新アーティスト・新曲

《TIAC(Three Is A Crowd)》=写真
05年10月に「Hopelessness Is Key」というアルバムを出していたスウェーデンのレーベルHybrisのエレクトロ・ポップ・デュオです。アルバム未収録の「Senor Tinto」という曲が個人的に気に入っていましたが、今回の新曲「Catalogue Of Failures」はかなりドリーミーなサウンドで、同レーベルのVapnetを少しだけノイジーにしたようなポップでキャッチーな曲です。MySpaceにある「It's Always The Same Anyway」(前述アルバム収録)もオススメです。
MySpace ↓
http://www.myspace.com/tiacmusic
採点:★★★★★★★☆☆☆ 


《Woland》
同じくスウェーデンの男性2人組。本国で10月23日発売のシングル「Sayonara」の曲名と、涼しげなジャケットにつられて聴いてみました。80年代英国のニューウェイヴからの影響が強そうなエレクトロを取り入れたサウンドですが、割とよく練られていてまあまあでした。少しナルシスティックなヴォーカルもサウンドに合っています。11月には「Zoo」というファースト・アルバムも発売されるようです。
MySpace ↓
http://www.myspace.com/wolandsweden
採点:★★★★★★☆☆☆☆ 


《Godlike》
こちらもスウェーデンのデュオでエレクトロ・ポップです。3曲入りのサード・シングル「Genetic Endeavor」を10月23日に出したばかりです。ピコピコ度は3組の中でも一番高いですが、メロディはごく自然で、ポップ度ではこの人たちが一番かも知れません。GANGwayのセカンド・アルバム「Sitting In The Park」のリメイク盤の方の雰囲気に少し近いかなと思いました。
MySpace ↓
http://www.myspace.com/godlikemusic 
採点:★★★★★★★☆☆☆ 

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<トピックス>北欧ミニ情報

2007-10-26 01:07:21 | トピックス

《Aquaが再始動》
90年代の終わりにデンマーク国内のみならず英国をはじめ世界で人気のあったAqua【写真】が再始動です。詳細はこちらに書いてあるようですが、残念ながらわかりません。
日本でも「Cartoon Heroes」がTV・CMで使われるなど人気でしたが、英国ではデビュー曲の「Barbie Girl」から3曲続けて全英チャート1位を記録するという偉業を達成しています。1997-2000年の4年間に英国では7曲のヒット曲を生みました。
Barbie Girl ↓
http://www.youtube.com/watch?v=zEzh10_xoqw
Doctor Jones ↓
http://www.youtube.com/watch?v=wAeTNpvq5_w
Turn Back Time ↓
http://www.youtube.com/watch?v=VZzKzORjBYQ
Cartoon Heroes ↓
http://www.youtube.com/watch?v=MxSP6Izwx1s

《スウェーデンのヒットチャートから》
Swedishcharts.com10月25日付のアルバムチャートでは、Christer Sjögren「Älskade Andliga Sånger」という作品が初登場2位、The Hivesの「The Black And White Album」が初登場で4位です。
シングルチャートでは、圏外に消えていたSahara Hotnightsの2曲が再登場しています。とくに「Cheek To Cheek」は登場36週目という超ロングヒットになっています。

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<レヴュー>The Concretes「Hey Trouble」

2007-10-25 02:39:08 | レヴュー

スウェーデンの人気インディーズ・バンドThe Concretesのサード・アルバムです。昨年秋にレコーディング、今年4月の発売。看板ヴォーカリストVictoria Bergsmanが脱退して最初の作品です。実はこのバンドのアルバムを通して聴くのは今回が初めてでしたが、もっと早く聴いておけば良かったかなと思います。

新たなヴォーカリストは、以前にも数曲歌っていたドラムスのLisa Milbergになっています。「Keep Yours」のヴィデオでは男性メンバーがドラムを叩いていますが、クレジットを見るとリード・ヴォーカル、ドラムスともに全曲Lisaのようです。この人のヴォーカルは少しクセがあって好き嫌いが分かれそうですが、個人的には好きなタイプです。サウンド面はVictoriaがいた時と大きな変化はなさそうですが、ヴォーカルが代わっただけでも随分と雰囲気が変わっています。

全体的にかなりドリーミーなアレンジになっていますが、シングルカットされた「Kids」「Oh Boy」「Keep Yours」のポップな3曲の出来の良さが目立ちます。かなりしっとりとしたシンプルな曲もあります。ラストの「Simple Song」はタイトル通りの曲で、後半にはフリューゲルホーンによるJohn Denver「Annie's Song」に似たフレーズが出てきて少しびっくりしました。

今年初めに発売された、メンバーの女性ギタリストMaria ErikssonによるSanta Maria名義のアルバムは個人的にかなり気に入っていますが、このThe Concretesの新作も予想以上でした。脱退したVictoria BergsmanもTaken By Treesという名前でファースト・アルバム「Open Field」を発表しましたが、現時点では新生The Concretesの方が好きです。MySpaceで聴ける「Keep Yours」のリミックスもなかなか良いですよ。

The ConcretesのレーベルLicking Fingersといえば、来年早々にも発売される予定のEl Perro Del Marのセカンド・アルバムが待ち遠しいです。 

「Kids」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=rcuuw-QAHDs
「Oh Boy」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=GJyspsOL4s8
「Keep Yours」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=QltIkh_LiBQ
MySpace ↓
http://www.myspace.com/theconcretes

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<トピックス>スウェーデン・ミニ情報

2007-10-23 03:18:36 | トピックス
《The Concretesニュー・ヴィデオ》
The Concretes【写真】のアルバム「Hey Trouble」からの第3弾シングルは「Keep Yours」です。すでに発売になっていてヴィデオも出来ています。Lisaはヴォーカルだけでドラムを叩いていないようです。
http://www.youtube.com/watch?v=QltIkh_LiBQ

《Sahara Hotnights & Maia Hirasawaミニ・ライヴ&サイン会》
HMV渋谷で11月10日(土)、Maia Hirasawaのデビュー・アルバム「Though, I'm Just Me」購入者にイヴェント参加券プレゼントとのことです。既にこのCDは1枚持っているので、Sahara Hotnightsの作品ではダメなのでしょうかね。
http://www.swedensounds.net/archives/183
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<この1枚>Andreas Mattssonソロ・アルバム

2007-10-22 18:56:47 | この1枚

90年代のスウェディッシュ・ブーム期に活躍したインディーズ・バンド、PopsicleのフロントマンだったAndreas Mattssonのソロ・アルバム「The Lawlessness Of The Ruling Classes」です。Hybrisから昨年発売になっています。

Popsicle解散後はVanessa & The O'sなどのプロジェクトとしての活動、02年の「Big Girls Don't Cry」 (ビタースウィート)の映画音楽、楽曲提供などを行っていました。タッキー&翼の「×~ダメ~/Crazy Rainbow」に収録された「EDGE」という曲の作詞・作曲に彼のクレジットがあるのが意外でした。

この初ソロ・アルバムでは作曲から演奏、録音、プロデュースまですべて自身で担当しています。初めて聴いた時は地味な印象でしたが、よく聴いてみると細部まで実に練られた極上のポップソングが並んでいます。捨て曲なしなんていうところではなくて、一瞬たりとも神経の通っていないところはありません。この人のヴォーカルは淡々としていてクールなのですが優しもあります。そんなヴォーカルで、甘いサウンドを甘くなりすぎないように上手にコーティングしてくれています。

かなりオススメの作品ですが、日本では大手流通に乗っていない作品で、Apple Crumble Recordなどごく一部のショップでしか入手できないようです。

So Old It's New ↓
http://www.youtube.com/watch?v=xnXLM6fM0JI
You're Never Lonely When The Band Plays ↓
http://www.youtube.com/watch?v=CLUoIGhpCZg
I Guess I Should Feel Something ↓
http://www.youtube.com/watch?v=KZWwB5-Oo5U

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