MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<この1枚>Siesta Compilation「Expreso」

2007-03-31 15:08:50 | この1枚
97年3月のスペイン本国発売となっているので、購入したのは2000年頃ではないかと思います。HMVのワゴンセール品で500円以下というお買い得でした。
スウェーデンのバンドGirlfrendoの99年作「Surprise! Surprise! It's Girlfrendo」を既に聴いていたので、このシエスタ・レーベルは少し気になっていたのですが、ワゴンで見つけた「Expreso」はLouis Philippe、Edwin Moses、Arabesque、La Buena Vidaの名前に惹かれての購入でした。

CDをかけて前半を聴いてみて、La Buena Vidaの「Dulce Y Callado」以外はさっぱりしすぎた曲が多いなというのが最初の印象でした。ところが13曲目のClub 8「Everlasting Love」で一気に弾けました。それまで追い求めていたといっても過言ではないほどの見事な青春ギターポップでした。 この人たちの名前は聞いたことがあったのですが、「Club」の部分にどうしても抵抗があり聴きず嫌いしていました。Acid House Kingsの場合も「Acid House」の名前のせいで聴き始めるのが遅れてしまったのですが、Johan Angergårdという人にはいつも騙されてしまいます。
スウェーデンのポップスはそれまでも、とくに「スウェーデン」とは気にせずに聴いていたのですが、この曲で常に意識する存在となってしまいました。
「Everlasting Love」というタイトルから、ありがちなラブソングかと思っていましたが、これも違いました。「私が永遠の愛を信じているということを議論した」という歌詞です。そして最後には「わからないわ 絶対になりたくないと言っていたような人に どうして突然なってしまったのだろう」と歌います。なんだか身につまされます。

このコンピ、もう1曲忘れられない曲があるので、次回に書きたいと思います。

シエスタのHPから↓
http://www.siesta.es/pags/disco.asp?codigoSiesta=60
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<ニュース>Rough Bunniesがカバーされます

2007-03-29 02:10:21 | ニュース
前々回に紹介した、かわいいかわいいRough Bunniesの2人ですが、なんと彼女たちの曲をカバーしたアルバムが出るようです。そのアーティストは、Sideshow Bob やSongs of Soilというバンドで活動していたというシンガー・ソングライターGustaf Kjellvanderを中心とした、The Fine Arts Showcaseという人たちです。Craigさん(おそらくアメリカ人)という人が運営しているMP3ブログのSwedespleaseで見つけました。 

彼女たちの名曲「Dance With Your Shadow」(この曲は本当に良いです)が聴き比べられますが、絶対にオリジナルの方が良いです。さらにMySpaceには「Modern Love」もありました。ジャケットも彼女たちのトレードマークであるウサギのイラストでした。

The Fine Arts ShowcaseのMySpace↓ http://www.myspace.com/thefineartsshowcase
Rough BunniesのHP↓
http://www.roughbunnies.se/
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<購入CD>店頭で4枚、予約も4枚

2007-03-25 13:20:43 | 購入CD
昨日は、まず午前中にHMVのオンラインショップで4月17日発売のLucky Soulのファースト・アルバム「Great Unwanted」を予約。「厳選輸入盤CD2点買うと25%オフ」対象商品だったのでもう1枚探してみると、最近「Rent A Wreck」のバババ・コーラスが耳から離れなくなってしまっているSuburban Kids with Biblical Namesの「#3」が見つかりました。
http://www.youtube.com/watch?v=jCGGdIfhJh8

さらに「300円均一セール」も気になったので見てみると、Corduroy Utd「Oh Eira」がありました。庭にアイロン台が置いてあるインパクトの強いジャケットです。そしてもう1枚はSuburban Kids with Biblical Namesの「#2」です。購入の手続きを済ませてしまってから気が付きましたが、「#3」「#2」はほとんどの曲が重複していて、「#2」は14曲中10曲もダブっていました。曲も少しとぼけた感じですが、こんなところまでとぼけてなくても・・・。まあ300円ですから。それにしてもこのコーナーはスウェーデン・Labradorの作品が多いようです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1857669

一括の発送なので届くのは4月17日以降になりそうです。

Lucky Soul「Great Unwanted」 1803
Suburban Kids with Biblical Names「#3」 1449
Suburban Kids with Biblical Names「#2」 300
Corduroy Utd「Oh Eira」 300


午後はディスクユニオン某店へ。廉価盤を中心に約1時間CD探しをしました。
500円以下コーナーでHeavenlyのようなジャケットのDressy Bessyの99年作品をジャケ買い。100円でした。デンヴァーの紅一点ギターポップ・バンドです。そして前々から買おうと思っては買いそびれていたスコットランドの18 Wheelerの94年ファースト・アルバムも発見。一般コーナーでは米国西海岸のBikerideの99年作品(卓球のジャケット)と、スウェーデンのポップグループCinnamonの95年作ファースト・アルバムを見つけて帰ってきました。4枚買っても1486円でした(写真参照)。

Dressy Bessy「Pink Hearts Yellow Moons」 100
18 Wheeler「Twin Action」 315
Bikeride「Thirty-Secrets I Only Told America」 441
Cinnamon「Summer Meditation」 630


それにしても1日で注文も含めて8枚の大量買いは、もう何年も前のオーディオフェア会場での廃盤セール以来のことでした。今日は雨も降っていることだし(北陸では大地震)、ゆっくり聴いてみます。

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<トピックス>Rough Bunniesの新曲はヒップホップ

2007-03-21 02:32:28 | トピックス
スウェーデンのローファイ従姉妹デュオRough Bunniesの新曲は、なんとヒップホップ調の「Thought Honey」という曲です。
昨年、イタリアのMy Honey Recordsから2曲入りスプリットCDをリリースした彼女たちですが、今回の曲は同レーベルの初コンピレーション盤「Let It Bee」に収録されています。
スプリットCDの1曲「Some Girl I Know」ではトランペットをフィーチャーしたりと、いい感じで進化を遂げてきましたが、まさかヒップホップに挑戦とは思いませんでした。
このコンピレーションには、他にThe Shermans、Celestial、Moccaなども名を連ねています。

ところで彼女たちが一昨年まで活動の拠点にしてきたBedroomは、だいぶ前になくなってしまったようです。半年以上も前からホームページもつながりません。それを受けての移籍だったのかも知れません。

ここで「Thought Honey」が聴けます↓
http://swedesplease.blogspot.com/2007/03/exclusive-new-song-from-rough-bunnies.html
Rough BunniesのMy Spaceです。
「Dance With Your Shadow」がオススメ↓
http://www.myspace.com/roughbunnies
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<ニュース>Hello Saferide来日決定

2007-03-17 20:33:10 | ニュース
本来なら「Cloudberry Jam来日決定」と書かなければならないところですが、あえて「Hello Saferide来日決定」です。

今回はCloudberry Jamジャパン・ツアーのオープニング・アクトとしての来日です。ツアー自体は4月15~22日に6地区を回りますが、そのうち15日東京と18日大阪で彼女の名前が載っていました。

Cloudberry Jamオフィシャル・ページ↓
http://www.cloudberryjam.jp/news/news14.htm
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<新曲・新アーティスト>ネットで見つけた新バンド・新曲

2007-03-11 20:15:21 | 新アーティスト・新曲
海外のMP3ブログなどで最近聴いたバンド2組です。今回から採点など入れてみましたが、あくまでも個人的な評価です。


まずはスウェーデン人男女デュオでエレ・ポップの「you/me」。女の子のハイトーンで少し舌足らずなヴォーカルと、軽いピコピコ音の相性がなかなかです。ドリーミーでかなり聴きやすいです。
My Spaceで4曲聴けます。全曲良かったですが、とくに「Through For Kinds」「Keep Your Company」の2曲は気に入りました。雰囲気としては同じスウェーデンのFriday Bridgeに近いかなと思いました。エレ・ポップ度を少し高めたような感じです。
女の子のルックスはアイドル風で、男の子は髪の毛がボサボサという変な組み合わせです。CDリリースはまだのようです。

採点:★★★★☆

you/meのMy Space
http://www.myspace.com/youmeband
Friday BridgeのMy Space
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=132498147



そして少し前から気になっていたのがシューゲイザーのデュオ「Afraid Of Stairs」。スウェーデンの新レーベルLavender第1弾としてシングルをリリースしています。
このバンドは03年にLabradorから出した7インチ「Not Today」が直球のギター・サウンドで素敵でした。メンバーの1人は他の複数バンドとの掛け持ちだったので、ワン・ヒット・ワンダーで終わってしまったのかと思っていましたが、今回の新譜です。
My Spaceにシングル曲2曲ありました。相変わらず90年代初めの英国勢を思い出させてくれるようなギター・サウンドですが、少しきれいになりすぎというかThe Radio Dept.と似てきています。ヴォーカル・スタイルもThe Radio Dept.そっくりでした。やや技巧に走りすぎて個性が薄れたかなという印象です。

採点:★★★☆☆

Afraid Of StairsのMy Space
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=40406487
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<アルバム・レヴュー>Sakert!「Sakert!」

2007-03-10 00:35:23 | レヴュー
Hello Saferideことスウェーデンのシンガーソングライター、Annika Norlinのニュー・プロジェクト「Säkert!」のファースト・アルバムが届きました。

英語で歌うHello Saferideとは異なり、このSäkert!はスウェーデン語で歌います。よって何を歌っているのかはさっぱりわかりませんが、全体的にHello Saferideとしての作品よりもサウンドがクリアになりました。
ストリングスを使ったシングル曲「Vi kommer att dö samtidigt」や「Allt som är ditt」、Vapnet/SibiriaのMartin Hanbergもヴォーカルで参加したハンドクラップ全開の「Sanningsdan」などはロックといってもよいくらいのサウンドです。ギターポップの「Och jag grät mig till sömns efter alla dar」もあれば、Hello Saferideのアルバムでも聴けたようなしっとりめの「Någon gång måste du bli själv」「Ditt kvarter」もあります。            
同じアコースティックな曲でも「Det här är vad dom säger」「Stetoskop」「Du kanske var på Holmön」 あたりでは新境地を開いています。Vapnetの曲に近い北欧らしさが出ています。これもスウェーデン語によるところが大きいかもしれません。もちろんAnnikaの独特な節回しはアルバムを通して健在です。

Hello Saferideのファースト「Introducing・・・」(今月14日にHandcuts Recordsから日本盤発売)もアコースティックな好アルバムでしたが、今回の「Säkert!」はそれを軽く超える傑作といえそうです。とはいってもスウェーデン語では日本盤は出ないでしょうね。
(「säkert」は英語の「surely」の意味だそうです)
http://www.klicktrack.com/shop/release.jsp?r=18136
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<トピックス>Maia Hirasawaが本格的にデビュー

2007-03-04 02:25:20 | トピックス
Hello Saferideのバンド・メンバーとしても活動し、昨秋には来日もしているMaia Hirasawa。今月7日にはスカンジナヴィアでシングル「And I Found This Boy」、そして4月4日にはファースト・アルバム「Though, I'm Just Me」がRazzia Recordsからリリースされるようです。

Hirasawaの名前からもわかるように、スウェーデン人の母親と日本人の父親を持つハーフで、年齢は26か27歳。音楽的バックグラウンドにはジャズがあるようです。昨年の春にはEP「My New Friend」をセルフ・リリースしていますが、今回が本格的なデビューです。

昨年のEPの曲はかなりしっとりしたアコースティック・ミュージックという感じでしたが、「And I Found・・・」はHello Saferideにも通じる元気でハッピーな曲です。YoutubeにもRazzia Recordsから賑やかなPVがアップされています。My Spaceでも聴けます。
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=59348912
http://www.itsatrap.com/index.php?article=187


そしてスウェーデンOstersund出身の男性4人組、Sibiria。セカンド・アルバム「Inom Familjen」が好評のようですが(すぐSold Outになってしまうので、いまだに手に入りません)、その1曲目の「Jag Minns Bara När Du Plågade Mig」のMP3データがHybrisのページとMy Spaceに追加されました。このバンドらしいとても爽やかな曲です。常に新しい何かを感じさせてくれる人たちです。
http://www.hybrism.com/listen.php
http://www.myspace.com/sibiria
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<トピックス>「Labrador 100」届きました

2007-03-03 03:31:38 | トピックス
Apple Crumble Recordに2月28日の夜に注文したCD「Labrador 100」が2日に届きました。内容物は写真の通り、CD4枚と豪華ブックレット付きです。
今年で10周年を迎えるLabradorレーベルの記念すべき100枚目で収録曲は100曲、うち半分の50曲くらいはまだ聴いたことがない曲です。時間をかけて聴いてみます。

Labradorにとっては通過点だと思いますが、100枚の素敵な作品を供給して閉鎖してしまった英国の良質レーベルSarahを思い出しました。

ところで、You Tubeに「Labrador 100 Party」の映像がありました。[ingenting]、The Mary Onettes、Lasse Lindh、Suburban Kids with Biblical Names、 Sambassadeurの5組のステージが見られます。1曲目の後にはオーナーのヨハンも顔を出しています。
http://www.youtube.com/watch?v=TKy_EGQqUZ4

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