France Gall / Dancing Disco

アイドルから本格的な歌手へと変貌を遂げた
70年代中期のFrance Gall。
「Dancing Disco」は77年の作品です。

77年といえば世はまさにディスコの時代。
前作のセルフタイトル・アルバム（76年）の
延長線上にある作品といえそうで
タイトル曲の「Dancing Disco」や「Musique」などの曲は
よりダンサブルになっています。

一方で「Si, Maman, Si」「Quand on Est Enfant」
「Le Meilleur de Soi-Meme」など
じっくりと聴かせてくれる曲も充実していて
もはやイエイエではない大人の歌を堪能できます。

このアルバムではなんといっても
シングル曲「Musique」の出来の良さが目立ちます。
前作からのシングル「Comment Lui Dire」とともに
個人的には最も好きなFrance Gallの曲です。

LPもCDも収録曲8曲は全く変わりませんが
微妙に曲順が入れ替わっています。
まあそれは良いとしても
ジャケットは明らかにLPの方が良かったです。

↑LPジャケット  CDジャケット↓

「Musique」↓ 
http://www.youtube.com/watch?v=BwVkmd2TWig
「Si, Maman, Si」↓ 
http://www.youtube.com/watch?v=W5Bs3lQVg8U
「Quand on Est Enfant」↓ 
http://www.youtube.com/watch?v=tXYfu-Oqd0U
「Le Meilleur de Soi-Meme」↓ 
http://www.youtube.com/watch?v=oUrVcN2uRGg
「Une Nuit a Paris」↓ 
http://www.youtube.com/watch?v=Bk4dvYNp1ms

Elias & The Wizzkids、新曲・ヴィデオ

Elias & The Wizzkidsの新曲「Mr. Right Guy」が
Hybrisから25日に発売になりました。

脳天気なまでに明るいノリの良い曲です。
YouTubeにはヴィデオもアップされています。

曲が気に入った方は
オフィシャル・ページの方も訪れてみてください。
メール・アドレスを登録すれば
この曲がフリー・ダウンロードできるようです。

「Mr. Right Guy」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=7XdR1B58mTs&fmt=18
オフィシャル・ページ ↓
http://www.eliasandthewizzkids.se/mrrightguy/

12歳の新人OggiとSusan Boyleさん

最近びっくりしたのはBritain's Got TalentのSusan Boyleさんです。
容姿と歌声のギャップは凄いの一言。
とくに1回目の「I Dreamed a Dream」は素晴らしかった。
準決勝の「Memory」は緊張していたせいか
それとも2回目なのでこちらの驚きが半減したためなのか
それほどは感動しませんでしたが。

さらにそれ以上にショックだったのが彼女の年齢です。
1961年4月1日生まれの48歳。
一目見て、まさか同じ年の生まれだとは思いませんでした。
日本式に言えば、向こうはぎりぎり早生まれなので
学年は1年上ということになるのですが・・・。

何はともあれ30日の決勝が楽しみです。

そして、昨日Klicktrackで見つけたのは
まだ12歳というスウェーデンの新人女性シンガーOggi。
Intravexというインディーズ・レーベルから
28日にファースト・シングル「Your Voice」が発売になりました。
とても12歳とは思えない抑揚のあるヴォーカルです。
繰り返し3度試聴して購入してしまいました。

MySpaceには何時間か前には1曲しかなかったのですが
今見たら4曲に増えていました。
澄んだ声というわけではないですが、どの曲も心に引っ掛かります。
6月10日にはファースト・アルバムも出るようですが
自然を背景にしたジャケットがまた良いです。

こちらも今後がかなり期待できそうです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/ogginr1
オフィシャル・ページ ↓
http://oggi.nu/

The Radio Dept.ニューEPは6月24日

The Radio Dept.のニューEP「David」が
Labradorから6月24日に発売になります。
今回は4曲入りのようです。

<収録曲>
1. David
2. Messy enough
3. David (Rice Twins remix)
4.The idle urban contemporaries

そして「David」がLabradorのページで
フリー・ダウンロード中です。
これまでとはだいぶ違うタイプの曲です。

ダウンロード ↓
http://www.labrador.se/david/TheRadioDept_David.mp3

Indietracksコンピ

7月24-26日に英国ダービーシャー州の
Midland Railwayで行われる
「Indietracks 2009」出演アーティストらによるCD
『Indietracks 2009 - An Indiepop Compilation』が
Make Do And Mend Recordsから
6月1日に発売されます。

2枚組、44曲が収録されますが
Elefantのアーティストが大挙参加することもあってか
かなり豪華な顔ぶれのような気がします。

オープニングはFriendsの懐かしの曲です。

<CD1>
01 Friends - You'll Never See That Summertime Again
02 Downdime - Lessons
03 Emmy The Great - Short Country Song
04 Speedmarket Avenue - Don't Fall In Love
05 Loyal Trooper - The Doctor (Single Version)
06 Alaska - She Was A Rockstar
07 Bonne Idée - Glassbåten
08 Help Stamp Out Loneliness - Parma Violet (Swizzels Matlow Mix)
09 Ray Rumours and the No-Eyed Dears - Puddles And Rain
10 Disasteradio - Awesome Feelings
11 Countryside - Summer Is Here
12 Mighty Mighty - Kiss For The Crowd
13 Butcher Boy - Carve A Pattern
14 Pocketbooks - Fleeting Moments
15 Fitness Forever - Vacanze a Settembre
16 Money Can't Buy Music - Slow Days
17 The Understudies - Chip Pan Glam
18 Nick Garrie - Twilight
19 Pete Green - Best British Band Supported By Shockwaves
20 Hong Kong In The 60s - Disintegration
21 King Of Cats - Ducks
22 Cooper - Canción de viernes

<CD2>
01 Cola Jet Set - El sueño de mi vida
02 Poppy And Friends - There's An Alien At The Bottom Of The Bath
03 Northern Portrait - In An Empty Hotel
04 The School - All I Wanna Do
05 Eux Autres - When I'm Up
06 The Smittens - One Hundred Roses
07 Wake The President - Miss Tierney
08 MJ Hibbett - It Only Works Because You're Here
09 The Rocky Nest - Lenny And Jenny Had One Too Many
10 The Company Presents Roy Moller - Brother Love
11 Modula - Playa Biquini
12 Little My - Ruining Things Like Everything
13 Moustache Of Insanity - Living Room Picnic
14 The Lovely Eggs - Mices
15 Zipper - Former Friends
16 Kevin McGrother - Haircut Of The Century
17 Single - Llévame a dormir
18 The Marshmallow Kisses - Alapati
19 Ste McCabe - Public Debate
20 One Happy Island - Texas Toast
21 Le Man Avec Les Lunettes - The Happy Birth Of You And Me
22 La Casa Azul - Esta noche sólo cantan para mí

オフィシャル・ページ ↓
http://www.indietracks.co.uk/

Rose Elinor Dougallがセカンド・シングル

Rose Elinor Dougallと聞いて
誰のことかすぐにわかったらすごいと思いますが
私は全くわかりませんでした。

Gwenno、RiotBecki、Rosayの3人娘
The PipettesのブルネットのRosayのことです。

The Pipettes時代にリード・ヴォーカルを担当した
シングル曲「Judy」と「Dirty Mind」は
この人自身の作品だったようです。

08年初めにはThe Pipettesを脱退しソロに転向、
その後12月にはScarlett Recordsから第1弾シングル
「Another Version Of Pop Song」を発売しましたが　　　
それに次ぐセカンド・シングルは
MySpaceで聴ける「Start/Stop/Synchro」で
Elefant Recordsから6月8日に7インチで発売になります。
ファースト・シングルよりもポップでドリーミーで
格段に良くなっています。

夏のフェスでも人気のようで
Indietracks Festivalの初日7月24日に出演、
バーミンガムで開催されるMoseley Folk Festivalにも
初日の9月4日にSaint Etienne、El Perro Del Marらとともに
出演することが決まっているようです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/roseelinordougallmusic

El Perro del Marニュー・シングル

El Perro del Marのサード・アルバム
『Love Is Not Pop』からのセカンド・シングルは
アルバム1曲目の「Gotta Get Smart」です。
EPDMのブログで発表されていましたが
発売日は明記されていませんでした。

何度聴いても一番良いのはこの曲だったのですが
MySpaceにもアップされたばかりのようです。

El Perro del Marで書こうと思っていたことは
本当は別にあったのですが
シングル発売の情報を見つけたので
とりあえずこちらを書きました。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/elperrodelmar

NZの5人組The Sing Songs

The Sing Songsはニュージーランド・ウェリントンの男女5人組。
フォーキーなインディーポップで
女性ヴォーカルがキュートな印象を受けますが
歌っている内容は必ずしも甘いことではないようです。

バンドとしてはこれまでに作品のリリースはないようで
「Pamphlet Baby」という曲だけが
Real Groove magazineというところの
コンピレイションに収録されているようです。

結構いろいろな楽器を使っているようですが
この手の手作り感覚ローファイ・インディーポップは
たまらなく好きです。
ウェールズのLittle Myを思い出しました。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/wesingsongs
「Pamphlet Baby」↓
http://www.youtube.com/watch?v=QtyO-97rbWY
その他の曲 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=bS1VXxd9igs
http://www.youtube.com/watch?v=Q6H6NKOCmTc
http://www.youtube.com/watch?v=emeNR_2oepA

China Crisis / You Did Cut Me

China Crisisの代表曲というと
一般的には「Wishful Thinking」あたりだと思いますが
個人的には「You Did Cut Me」です。
初めて聴いたのがFMの深夜番組、サウンド・バリケードで。

その日かかった他の曲は、New Order「The Perfect Kiss」、
The Arcadians「On Our Last Day Together」、
The Talking Heads「The Lady Don't Mind」（12インチ）、
The Style Council「The Whole Point Of No Return」、
A Certain Ratio「Wild Party」、
曲は忘れましたがJah Wobbleなど。
確か2時間の番組だったと思いますが
結構、密度が濃かったです。

80年代後半の英国には
Steely Danシンドロームという一つの流れがありましたが
「You Did Cut Me」はそれよりも前の85年のアルバム
『Flaunt The Imperfection』からのシングル曲です。
プロデュースはそのSteely DanのWalter Becker。

Steely Danシンドロームという言葉を
初めて聞いたのは、意外にも日テレの11PMで。
Danny Wilsonが出てきてからなので
87年頃のことだと思います。

初期Prefab Sproutもそうでしたが
Steely Danの名前を出して英国バンドに重ね合わせてみても
なんとなくピンと来ませんでした。
言われてみれば、少し似ている面もあるのかなと思う程度です。

ちなみにSteely Danで一番好きな曲も
かなり地味なこの曲です。

「You Did Cut Me」↓
http://www.youtube.com/watch?v=zbmlYoAttQg
http://www.youtube.com/watch?v=_lq3HD1yIVY

The Smiths / Unhappy Birthday

1日遅れましたが
5月22日はMorrisseyの誕生日だったようです。
なんと遂に50歳です。

The Smiths時代に比べると
ソロになってからの作品は今ひとつしっくり来なくて
90年代中頃からは追いかけていませんが
今年2月に8枚目のアルバム
「Years of Refusal」が発売になっています。

ソロ作品は米国でも健闘しているらしく
今回はBillboardで11位まで上がったようです（英国は3位）。

Unhappy Birthday ↓
http://www.youtube.com/watch?v=kVLrA0yCtP4