予想以上に良かった1枚。
スウェーデン人とイタリア人のハーフ
Veronica Maggioによる3枚目のアルバム『Satan i gatan』。
前作『Och vinnaren ar...』は
60年代風のレトロなソウルという感じでしたが
今作では大化けしました。
前作に続いて全曲作詞はVeronica自身です。
やや地味な作りの前作があってこそ
生きたのだと思いますが
今回はエレクトロなども大胆に取り入れた
明るめのポップなサウンドで
一皮も二皮も剥けました。
とにかくポップで分かりやすい作品です。
ヴァラエティーに富んでいて透明感もあり
売れるのも十分うなづけます。
スウェーデンのアルバム・チャートでは
5月6日付で1位初登場し
3週間にわたり首位の座を守りました。
最新の10月14日付では9位に後退していますが
24週間連続でトップ10をキープしています。
さらに凄いのが
1stシングル「Jag kommer」は2月18日にランク入りし
一度ダウンしながらもアルバム発売後の5月6日付で1位
2ndシングル「Välkommen in」は最高位2位
それ以外の9曲もダウンロード発売により
それぞれチャートイン。
5月13日付ではアルバム収録の全11曲が
同時に30位内に入るという快挙を成し遂げています。
<収録曲>カッコ内はチャート最高位
01 Satan i gatan (2)
あっと言わしてくれたタイトル曲
02 Välkommen in (2)
前作の雰囲気に近い曲
03 Jag kommer (1)
インパクトの強い先行シングル
04 Mitt hjärta blöder (5)
個人的に一番好きな可愛らしい曲
05 Vi kommer alltid ha Paris (18)
夢見心地なフワフワした曲
06 Inga kläder (12)
これもドリーミーな曲で二番目のお気に入り
07 Alla mina låtar (24)
エレクトロが効いた不思議な雰囲気の曲
08 Snälla bli min (6)
ピアノをバックにじっくりと歌います
09 Sju sorger (18)
この曲もじわじわと盛り上がる良い曲
10 Finns det en så finns det flera (27)
軽快でダンサブルな曲
11 Lördagen den femtonde mars (30)
短いバラードですが味わい深い曲