新聞広告で知り購入。
桐野夏生さんは好きな作家さん。
「路上のX」⇒(桐野夏生作)
主人公は、16歳の真由と17歳のリオナの二人。
中学3年の時に、一家離散によって叔父(父親の弟)に預けられた真由。
自分の居場所がない、お金がない、食べ物がない、などから真由はラーメン屋でアルバイトする。
家に帰りたくない真由はラーメン屋の二階で寝泊まりをするうちにレイプされて辞める。
リオナは義父の性的虐待から逃れ、街で身を売りながら独りで暮らしている。
そんな二人が出会い、共に生きる決意をする。
少女二人はどうやって生きるのか?
彼女たちは大人にどう立ち向かうのか?
感想:人身売買をしていても少女はやっぱり少女なんだなぁ~と思った。
自分の欲望を満たす(遊び&買い物)為に、自分を売る子もいるだろう。
お金が欲しいのは同じでも、この小説でのリオナは生きる為に仕方なくやってる。
一人で生きる為に....。
自分のようになってはいけないと、リオナは真由を守ろうとする。
知らない世界を知ると共に、少女たちの肉声を知ることにもなった。
一気読み。