記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「法の雨」

2024-07-22 07:26:55 | book

TKさんに渡された本。

「法の雨」⇒(下村敦史作)

主人公は、検事の大神護。

看護師による組長殺人事件は、一審の裁判員裁判では有罪判決が出た。

最高裁で担当した大神は、「無罪病判事」と言われている判事に無罪を言い渡される。

有罪率は99.7%と言われる日本で、無罪判決は死も同然。

「3度無罪判決を受けた検察官はクビになる」と囁かれるなか、大神は4度の無罪判決を受けた。

全て同じ判事に.....。

判決直後の法廷で、裁判長が倒れる。

無罪になった看護師が組員によって殺されるが、その黒幕は跡目を継いだ次期組長を思われる。

大神は、黒幕を逮捕するために操作に乗り出すのだが......。

検事、弁護士、被害者と加害者、刑事、そして判事。

大神は調べるうちに「法」とは? 判事は無罪病なのか? 

大神によって、殺人事件の裏が暴かれていく。

 

 

感想:「成年後見制度」って知らなかったから、勉強にもなった。

   厄介な制度で、「法定後見」をつけると家族でも預金を引き出せないらしい。

   それ以外でも落とし穴がい~~っぱい。

   この制度は認知症対策の為に作られらしいけど、不用意に申し出たらいかんわ。

   面白く読みながら勉強にもなった。

   

コメント
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