中山七里さんの本を読むようになったのは4年前から。
最初はTKさんから回ってきた「恩讐の鎮魂曲(レクイエム)」を読んだのがきっかけで、その後はABちゃんか私のどちらかが買うようになった。
これは私が本屋さんで購入。
「テミスの剣」⇒(中山七里作)
主人公は、埼玉県警浦和署の新米刑事・渡瀬。
浦和市内のホテル街にある不動産業者の社長が殺された。
渡瀬は、教育係兼パートナーの鳴海と捜査を始める。
鳴島は浦和署内で検挙率1or2位を争う刑事。
捜査上に一人の青年が浮かび上がり、二人は取り調べを開始。
鳴島の強引な取り調べに疑問を持ちながらも、渡瀬は言われるがままに取り調べを行い自白に追い込む。
青年は裁判で終始無罪を主張するが、死刑判決を受けて刑務所で自殺を遂げた。
事件から5年後、同じような手口の殺人があり、渡瀬は犯人から5年前の不動産業者殺しをしたことを聞き出す。
冤罪!
渡瀬は自殺に追いやった罪を感じて内部告発に踏み切る。
関係者一同(裁判官・検察官・所長など)は降格や減俸などで全員が退官。
渡瀬だけが警察官を続け、28年後に刑期を終えた真犯人が出所したが、出所後に殺害された。
渡瀬は一人で事件を追うのだが.....。
誰が殺したのか? どうして出所日を知ったのか?
警察小説。
感想:最初は刑事の取り調べに腹立たしく読んでたけど、途中から面白くなった。
あってはいけない冤罪なのに、冤罪が見つかると隠そうとする警察。
知らない世界を知りたくて読んでるのに.....。
まぁ~小説やからと自分に言い聞かせながら読んでたわ。
どんでん返し&どんでん返しで小説としては面白かったわよ。
途中から一気読みやった。