メーガン妃とヘンリー王子 30年超ローンで約16億円の豪邸購入に批判の声 「改修費の支払いを済ませて」
維持費も膨大! 最大で年間4億円超
米ロサンゼルスの北120キロに位置する、セレブ御用達の超高級リゾート「サンタバーバラ」に新居を購入したメーガン妃とヘンリー王子。値段は1470万ドル(約15億8760万円)と言われる。7月上旬から新生活を送っているようだが、今回その驚きのコストが明らかになった。英紙によれば、住宅ローンは年間48万ドル(約5184万円)と見積もられ、警備費や税金、人件費など合わせると最大で年間440万ドル(約4億7520万円)に達するという。 【写真】メーガン妃とヘンリー王子が購入 東京ドーム半分の敷地に建つ超豪邸の全貌 年間維持費だけで約4億4000万円という ◇ ◇ ◇ ヘンリー王子夫妻の新居は、東京ドームの半分にあたる5.4エーカーという広大な敷地内に建っており、9つの寝室、16のバスルームを備えるとみられている。 英大衆紙「デイリー・メール」は、これらを維持するための年間コストを440万ドル(約4億7520万円)と算出。突出しているのが警備費で330万ドル(約3億5640万円)。そして住宅ローンが30年以上の返済で組まれていて、1年で48万ドル(約5184万円)の支払いと伝えた。 さらに固定資産税が6万8000ドル(約734万4000円)、人件費30万ドル(約3240万円)。これに光熱費などの家事関連費の合計が2万4000ドル(約259万2000円)。その他、諸々加えると、維持費だけで最大で年間4億円を超える勘定になる。 ロシア人の富豪から購入したこの豪邸自体のお値段は、16億円弱。一時のブーム期には最高値で37億2600万円(3450万ドル)に達したというから、半額以下の超バーゲン価格で手に入れたことになる。しかし、やはりこれだけのスケールの家に住むとなれば、それ相応の経費がかかるというわけだ。 電子版の同記事にはコメントが殺到。「環境に優しいとは言えない」「フロッグモア・コテージの支払いを済ませてほしい」など、夫妻が常日頃、環境保全を訴えている件や英国の住まいに3億円を超える改修費を使用した件を踏まえた批判的な声が目立った。 英王室を離れ、ビバリーヒルズの“仮住まい”からも脱出して、やっと2人だけの城を手に入れたメーガン妃とヘンリー王子。経済的な自立を宣言したこともあり、今後は2人の経済活動に注目が集まることになりそうだ。
森昌利/Masatoshi Mori
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メーガン妃とヘンリー王子、暴露本執筆に関与していた!?
これまで、共同執筆者でメーガン妃びいきで有名な王室ジャーナリスト、オミッド・スコビーと、王室コントリビューターのキャロリン・デュランドは、「2人にインタビューはしておらず、一切協力もしてもらっていない。複数の関係者の話の聞き取りを元にこの本を執筆した」と語っており、一貫して夫妻の関与を否定。
しかし、先月からメディアで報じられている内容について、別の王室ジャーナリストは、「本にはメーガン妃らしい言葉や、夫妻しか知らないことがたくさんある」として、夫妻の関与があると確信していたようだ。
そしてこのたび、オミッドが「我々は、夫妻の近しい友人や現役及び引退した王室スタッフや関係者、長い付き合いのあるチャリティや非営利団体のメンバー、そしてメーガン妃夫妻に適宜インタビューをした」と書いていることが明らかに。
王室ジャーナリストのペニー・ジュノールは、「Daily Mail」に対して、「夫妻の許可なしにこのような暴露本を世に出したら、大問題になります。間違いなく同意の上だと思います。著者たちによれば、この暴露本は、これまでメディアでゆがめられた2人の誤解を解きたいというものでしたが、夫妻の同意を得て、真実を伝えるという名目で、1月に王室を離脱してロサンゼルスに移住した自分たちを正当化する狙いがある」という。
確かに内容はどれも、英王室のメンバーのいじめとも思える対応によって、夫妻が王室にいづらくなったというものばかり。別の関係者は、「英王室との確執も深くなりますが、2人の誕生日を無視したり、メーガン妃が今年の米大統領選に投票するといったことに反対すれば、世間の風当たりが強くなる可能性も高く、夫妻の行動を見守るしかなさそうです。現在もウィリアム王子とヘンリー王子が連絡を取り合っていることは確かですが、この本によって2人の関係が悪化することは間違いありません」と語っており、ますます夫妻支持派と英王室支持派が分断されることになりそうだ。
NY在住/JUNKO
メーガン妃の「倍返し」は失敗!? 英王室への「反撃本」出版が悪化させたハリー王子夫妻の立場
AERA dot.2020年08月16日15時00分

「この毒蛇」
ハリー王子は、日ごろから王室スタッフをそう呼んで敵視していた。そして、結婚式の衣装合わせの日。メーガンが希望したティアラを持ってこなかった女官に向かい、「いますぐ、ここにティアラをもってこい!」と叱責した。
8月11日に発売された『Finding Freedom(自由を探して)』のひとコマだ。執筆者は、メーガンの“応援団”として知られる若手の王室記者オミッド・スコビー氏。今春から反メーガンの暴露本が次々に出版されるなか、のちに撤回されたが、「ハリー王子夫妻の全面協力のもと、王室引退の全てを語る」自叙伝だと宣伝された事実上の“反撃本”である。
英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは、こう話す。
「王族や王室スタッフから受けた冷たい仕打ちのなかでも、兄夫婦であるウィリアム王子とキャサリン妃への恨み節は、群を抜いている」
たとえば、ウィリアム王子がメーガンとの結婚に「その女の子(this girl)の付き合いは、時間をかけた方がいい」と忠告したことに、ハリー王子は、「メーガンを見下した発言だ」と激怒したという。また、メーガンの誕生日にキャサリン妃が花束を届けただけで顔を見せなかったなどと書かれている。
ただ、あまりに攻撃的な内容のせいか、夫妻の立場は逆に悪化している。敗色が濃厚になったのはメーガン39歳の誕生日である8月4日。この時点で暴露本の要旨はすでに報じられていたが、英王室やチャールズ皇太子夫妻、ウィリアム王子夫妻は公式SNSで誕生日を祝福し、大人の対応をみせた。一方でSNSのコメント欄には「なぜ、祝う必要がある?」「メーガンには共感できないね」といった批判コメントが殺到したのだ。
夫妻は7月に米サンタバーバラの高級住宅街に新居を購入。ふたりとも講演活動を行ってはいるが、一家の財政を支えるのはチャールズ皇太子からの年間約3億円の資金だ。新居の費用も彼が援助したとも言われる。
「不思議なことに”反撃本”に、チャールズ皇太子の悪口はほとんどありません」(多賀さん)
夫妻が本当に独り立ちできる日はくるのか。
(本誌・永井貴子)
※週刊朝日オンライン限定記事