ヘンリー王子とウイリアム王子 弟の王室離脱宣言から2か月間続いた“冷戦” 兄は「評判を落とした」と激怒
著者:森 昌利
タグ: ヘンリー王子, ウイリアム王子, 森昌利, ロイヤルファミリー
暴露本著者が語る 兄弟の距離は「広がるばかり」
ヘンリー王子とメーガン妃は今年1月8日、「王室の主要メンバーとしての役割からは身を引く」と衝撃的なメッセージを発した。これに激怒したというウイリアム王子は、それから2か月間、弟のヘンリー王子が最後の公務を迎えるまでまったく口を利かなかったという。今月11日に発売されたメーガン妃とヘンリー王子の暴露本とも言える伝記「Finding Freedom(自由を探して)」の著者オミッド・スコビー氏が明らかにした。英紙が伝えている。
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英大衆紙「デイリー・メール」が報じたところによると、メーガン妃とヘンリー王子が王室に相談することなく突然に王室離脱を宣言したことで、ウイリアム王子が激怒。その後、エリザベス女王、チャールズ皇太子を含めた4者会談がサンドリンガム城で開かれたというが、兄の怒りは解けなかったようだ。
兄弟はその後2か月間、3月9日の公務で挨拶を交わすまで「会うどころか、一言も言葉を交わさなかった」とスコビー氏が明かした。この日は「コモンウェルス・デー」の式典が行われ、メーガン妃とヘンリー王子にとっては最後の公務だった。
小さい頃から仲が良かった2人がそんな険悪な状況になったのは、ヘンリー王子の離脱宣言に対し、ウイリアム王子が「王室の評判を落とした」と受け止めたことが大きかったという。スコビー氏によると、その後の2人の距離は「広がるばかり」。今後、仲直りするにしても「かなりの時間が必要だ」と述べている。
スコビー氏はまた、メーガン妃とキャサリン妃の関係は出会った時からぎこちなく、時間を経ても「進展はなかった」と説明した。特に、英メディアに叩かれサポートを欲しがっていた時、メーガン妃にキャサリン妃が「救いの手を差し伸べることができなかった」と解説。メーガン妃が王室内で孤立したのは、義姉からの助けが足りなかったことも一因となっているとしている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【写真】ヘンリー王子 兄との距離は広がるばかり 「不穏な空気」が流れている? 硬い表情だった最後の公務での瞬間
ヘンリー王子 メーガン妃との交際で幼なじみとも断絶していた 兄ウイリアム王子と同様の忠告で怒り?
ラスベガスのプライベート旅行に同行するほど仲良しだった親友
ヘンリー王子とメーガン妃の伝記「Finding Freedom(自由を探して)」で、メーガン妃との交際について「時間をかけてゆっくり分かりあうのが良いのでは」とヘンリー王子にアドバイスしたとされるウイリアム王子。その際、兄が自分の恋人を「あの女の子」と呼び、ヘンリー王子が「見下されたと感じた」と描写されているというが、幼なじみの親友も同様の忠告をしたところ、関係が途絶えたという。英紙が伝えている。この幼なじみはヘンリー王子が“裸でビリヤード”に興じたことで知られる2012年のラスベガス旅行に同行するほど仲が良かった。 【写真】ヘンリー王子 話題となった2012年ラスベガス旅行での一枚 水着姿でビーチを歩く姿がキャッチされた やんちゃな生活でお腹周りがぽっこり? ◇ ◇ ◇ 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、ヘンリー王子とは子どもの頃からの友人で「スキッピー」の愛称で呼ばれるトム・インスキップ氏がその人。2人はイートン校時代に知り合った幼なじみで、ヘンリー王子がメーガン妃と交際していた時に「一緒に暮らしてから結婚を考えてみたら」と、急がずに時間をかけるようにアドバイスをしたようだ。 しかし、ヘンリー王子が親友の言葉に耳を傾けることはなかった。この一件はその後、2人の付き合いに大きな影響を与えたと、記事は伝えている。 インスキップ氏は、ヘンリー王子がショーガールと“裸でビリヤード”をしたことで知られる2012年のラスベガス旅行にも同行している。それほどの仲だったのに、ヘンリー王子とメーガン妃の結婚披露宴に招かれることはなかったという。現在は、不仲は解消されたとの報道もある。 実の兄ウイリアム王子も、幼なじみの親友インスキップ氏も、メーガン妃との交際について忠告したことでヘンリー王子との関係がギクシャクしたものになってしまったようだ。“恋は盲目”というが、ヘンリー王子に対してメーガン妃との関係をアドバイスするのはまさしく鬼門のようだ。
森昌利/Masatoshi Mori
ヘンリー王子の最新スピーチに元閣僚が痛烈な皮肉 「よくぞ言った!」「本当に狂気の沙汰」という声も
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「肉食獣が菜食主義を奨励するようなもの」 昨夏のプライベートジェット問題が尾を引く
最初は“自叙伝”という触れ込みで、“王室引退”のすべてを語るとPRしながら、いざその際どい内容が一部明かされると「取材には一切応じていない」と著者に言わせる。問題の暴露本とも言われる伝記「Finding Freedom(自由を探して)」におけるダブルスタンダードも大きな焦点となる中、英国の元運輸相がヘンリー王子の環境保全を訴えたスピーチに反応。強烈な皮肉をかましたことが注目を集めている。これまでラフなスタイルでビデオ通話に臨むことが多かったヘンリー王子だが、この日のスピーチではシャツにジャケットを着た姿で登場した。 【動画】ヘンリー王子の最新スピーチ映像 ラフスタイルは封印してスピーチ 白シャツとジャケットスタイルは新鮮 ◇ ◇ ◇ 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、新型コロナウイルス収束後の旅行に関し、持続可能な観光を奨励するイニシアチブ「トラバリスト」のサミットのオープニングスピーチに登場したヘンリー王子。そこで「グリーンな(環境に優しい)選択を」とスピーチを行った。すると、このスピーチに対し、歯に衣着せぬことで知られる英国の元運輸相のノーマン・ベイカー氏が「メッセージは正しいが、メッセンジャー(メッセージを伝えた人間)が悪い」と発言した。 ベイカー氏が問題とするのは、ヘンリー王子のプライベートジェット問題。これは昨夏、ヘンリー王子が環境問題についてスピーチした後、メーガン妃と長男アーチーくんを連れ、歌手エルトン・ジョンの南仏にある別荘を訪れるなど、バカンスへの移動も含め、短期間で幾度となく二酸化炭素の排出量が多いとされる自家用飛行機で移動したことが物議を醸した件だ。 そうした履歴のある人間が、環境保全を訴えるのは「肉食獣が菜食主義を奨励するようなもの」とも語り、ヘンリー王子を痛烈な皮肉とともに批判した。 さらには「メール」紙の読者層もこうしたヘンリー王子のダブルスタンダートに辟易としたのは明らか。投稿欄には「ノーマン・ベイカー氏、よくぞ言った!」「彼(ヘンリー王子)は環境保全に限らず、どんなことについてもアドバイスできる人間ではない」「この偽善者の愚か者は、自分がどれだけバカバカしい存在に見えるかわかっているのか?」「本当に黙ってくれ!」「本当に狂気の沙汰。どうかもうやめてくれ」という書き込みに揃って高評価が集まっている。
森昌利/Masatoshi Mori
不仲説が囁かれているキャサリン妃&メーガン妃 初対面の時から少々「気まずい雰囲気」
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ゆくゆく義理の家族になる人たちと初めて会う時はたいがいそうであるように、メーガン妃とキャサリン妃も初対面の時は少々気まずい雰囲気だった。が、それはメーガン妃が何かしたからというせいではなかった。 王室記者のミッド・スコビーとキャロリン・デュランドが書いたメーガン妃とヘンリー王子についての新刊『Finding Freedom』にあるが、2人が初めて会ったのは2017年1月のこと。『Entertainment Tonight』によると、キャサリン妃は「非常に用心深かった」という。彼女は「義理の弟をとても幸せにしているこの女性がどんな人なのか、あまり知ろうとしなかった」 キャサリン妃&メーガン妃の黒歴史!? 衝撃「嫁入り前」ファッション とは言え、キャサリン妃が抱いた第一印象はメーガン妃の振る舞いとはまったく関係ない。キャサリン妃があまりオープンな性格ではないことからきたものだと、共著者は明確にしている。当時メーガン妃は、スマイソンのソフトレザーのノートを遅ればせながらの誕生日プレゼントに贈って、初対面の場を和ませようとした。キャサリン妃も彼女なりの優しさを見せた。
「初対面では、キャサリン妃がメーガン妃に、必要な時はいつでも連絡してほしいと伝えて終わった」とスコビーとデュランドは書いている。 共著者はまた、イギリスのタブロイド紙の報道とは異なり、2人の公爵夫人は「敵対してはいなかった」と断言。「メーガン妃とキャサリン妃はお互いのことをあまりよく知らなかったというのが本当のところ」で、メーガン妃とヘンリー王子が王室離脱する前に親密な友情を築くことができなかったということのようだ。
Translation: Mitsuko Kanno From Harper’s BAZAAR.com
キャサリン妃 第4子妊娠説に“現実味” 第3子ルイ王子を身ごもった時と同じ「サイン」が見られると英紙伝える
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身ごもると髪型を変える? ロブスタイルにチェンジ
キャサリン妃といえば、風になびくようなボリューミーでエレガントなロングヘアがトレードマークとして知られる。しかし、最近は美しい褐色を顔にかからないようにやや短くしたロブスタイルにしている。こうして簡単に後ろで1つにまとめられるくらい髪の長さは、第3子ルイ王子を身ごもった際にも見られた。英紙はこのヘアスタイルの変化を、第4子妊娠の「サイン」であると伝えている。 【写真】キャサリン妃 妊娠説を裏付けるロブスタイル? 最新の公務とルイ王子を身ごもっていた3年前を比較 ◇ ◇ ◇ 英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は、キャサリン妃が今回、顔に髪がかからないようにやや短くしたのは「妊娠の証ではないか」と報じている。 メーガン妃とヘンリー王子が“王室引退”、さらにはエリザベス女王の次男アンドリュー王子が少女への性的虐待疑惑によりスキャンダラスに報じられるなど、2020年は英王室にとって散々な1年となりそうだ。しかし、ここでキャサリン妃のおめでたが明らかになれば、一気にムードも変わる。 「エクスプレス」紙の記事にはそんな期待も込められているのだろうが、キャサリン妃の最近のヘアスタイルに触れ、短めの髪は3年前に第3子供のルイ王子を宿してウィンブルドン選手権を観戦した時と符合する妊娠の「サイン」だと指摘している。 子どもを身ごもった時、風になびくような長く美しい髪を、まとめやすいよう短くするという図式は今回も当てはまるのか。キャサリン妃の動向から目が離せなくなってきた。
森昌利/Masatoshi Mori
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