「ヘンリー王子はウィリアム王子を“気取り屋”呼ばわり」伝記本の内容を元ダイアナ妃執事が一蹴
2020/7/28 19:10

8月11日に出版される予定のヘンリー王子とメーガン妃の伝記本『FINDING FREEDOM(仮タイトル:自由を探して)』は、王室ジャーナリスト2人によって執筆された。今回報道された伝記本からの抜粋部分は、ウィリアム王子とヘンリー王子との確執が綴られたものだ。この件が話題になっている中、ダイアナ妃の元執事ポール・バレル氏が英ITVの朝番組『Good Morning Britain』にリモートで生出演し、ヘンリー王子とウィリアム王子の関係について述べた。
伝記本からの抜粋では、ヘンリー王子がメーガン妃と結婚する前にウィリアム王子から「この子(メーガン)を知るためにできるだけ時間をかけるように」と言われ、ヘンリー王子がウィリアム王子に「気取り屋」のレッテルを貼ったと書かれているという。
これ対しバレル氏は「ウィリアム王子は気取り屋ではありません。そんなことは事実ではない。弟が誰かと結婚して、その人を王室に入れることに対し心配しただけです」と話し、次のように続けた。
「弟を教育しようとしたのです。どのような人であれ、この家に嫁ぐことは簡単なことではないし、君のことを心配している―とね。ヘンリー王子への心配りを見せたのです。我々は、全く違う性格を持つ2人について話しているのです。ウィリアム王子は理性的で冷静、ヘンリー王子は燃えるように熱いのですから。」
1997年にダイアナ妃が亡くなるまで執事として10年間勤務したバレル氏は「メーガン妃はすぐ、グレーのスーツを着た執事達と人間関係などの問題に直面することになったのです。ダイアナ妃がそうであったように」と語った。
「王室一家の裏側を仕切っているのが、執事達なのです。だからこそ、裏方として王室を演出する彼らと対立することはできないのです。」
「メーガン妃はヘンリー王子と結婚しただけではなく、みんなを喜ばせなくてはならないことに気付きました。王室として長い歴史を持つ機関そのものと結婚した、ということを。」
バレル氏は、ウィリアム王子とヘンリー王子の間にできた溝は「2人の母親ダイアナ妃が埋めるべきでした。もちろん、彼女はもうここにはいないのですが」と述べた。
「キャサリン妃が2人の間に入って、兄弟を仲直りさせてくれると思いたい。2人は仲直りする。兄弟である2人が離れているのを見るのは辛いものです。」
さらにバレル氏は、ヘンリー王子夫妻が王室離脱を宣言してカナダから帰国後、慣例に沿って公式のルートを使ってエリザベス女王に会いに行ったことにも言及、「彼らはウィンザー城から歩いて行けるフロッグモア・ハウスに滞在していました。アーチーくんと一緒に歩いて行き、花束を持って『やあ、おばあさま。戻ってきたよ!』と顔を見せれば良いだけのことです。慣例に従わず気軽に家族に会いに行くことができたのにそれをしなかった。女王は喜んで一家を迎えたと思いますよ」と述べ、夫妻自らが王室内で壁を作っていたことを明かしている。
画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2019年9月15日付Instagram「Wishing a very happy birthday to The Duke of Sussex today!」』『Paul Burrell RVM 2020年5月24日付Instagram「We are now in our tenth week of lockdown and my thoughts are turning to the days when normality returns and we can once again party with family and friends.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
ウィリアム王子・ヘンリー王子、兄弟の確執を描いた暴露本が10月に出版へ
2020/6/21 17:45

英王室ウィリアム王子とヘンリー王子の確執を描いた暴露本が、今年10月に出版される予定であることが分かった。執筆を手がけたのは、英国の歴史研究家にして伝記作家、またNetflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』で時代考証や監修を務めるロバート・レーシー氏だ。エリザベス女王の半生を描いた『Majesty』やダイアナ妃の伝記本『Princess』、そして女優からモナコ公妃となったグレース・ケリーについて綴った『Grace』など数々の著書を手がけてきたベテラン作家である。
そんなレーシー氏が今回手がけたのは、かねてから噂になっているウィリアム王子とヘンリー王子兄弟の確執について綴った『バトル・オブ・ブラザーズ:ウィリアム&ハリー 友情と確執(仮)』(原題:『Battle of Brothers: William and Harry — the Friendship and the Feuds』)で、氏はプレスリリースのなかで
「執筆リサーチを通じて発見した新たな事実の数々に、驚嘆し励まされ、時に涙することもありました。」
「兄弟をよく知る人物らの記憶を通じてよみがえる数々のドラマは私の心を虜にすると同時に、胸が締め付けられる思いでした。」
と明かしている。
さらにレーシー氏は、ウィリアム王子とヘンリー王子の不仲はエドワード8世(1894年~1972年)が愛する人のために王位を捨てた時に匹敵するほどのインパクトであり、王家兄弟の確執は珍しいことではないにしろ、2人のその実態は近年稀に見る深刻さだと語った。
ヘンリー王子は昨年10月に出演したドキュメンタリー番組『Harry&Meghan: An African Journey』のなかで兄弟間の関係について言及しており、
「(兄弟としての関係が)良好な日も、そうでない日もありますよ。」
「現在はお互いに別々の道を歩んでいますが、私はいつだって兄の力になりますし、兄も私をサポートしてくれるはずです。多忙のため昔のようによく会うことはなくなりましたが、私は兄を心から愛しています。」
「私たちはいつだって兄弟ですから。」
と兄ウィリアム王子への変わらぬ愛情をアピールしていた。
また今年1月には兄弟が連名で声明を発表し「ヘンリー王子・メーガン妃はウィリアム王子によるいじめとも取れる行為により、王室を追い払われたと感じている」、「兄弟の不仲の原因はウィリアム王子がメーガンを好ましく思っていなかったため」などと書かれた記事をフェイクニュースであると批判していたが、10月に出版される『バトル・オブ・ブラザーズ:ウィリアム&ハリー 友情と確執(仮)』では、レーシー氏がその辺りの内容をどのように綴っているのかが大変気になるところだ。
なお同著では、それぞれの妻であるキャサリン妃やメーガン妃の出現によって両王子の関係がどう変化したのか、そしてヘンリー王子・メーガン妃夫妻がなぜ“MEGXIT”という道を選ばなければならなかったのか、などについても触れているということだ。
画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2019年9月15日付Instagram「Wishing a very happy birthday to The Duke of Sussex today!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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