共和党大統領候補にトランプ大統領が正式に指名されました。選挙戦が本格化するなか、イギリス王室を離脱したメーガン妃が大統領選での投票を呼び掛け、波紋を広げています。

 アメリカ大統領選での投票を呼び掛けたメーガン妃に、イギリス国民から批判の声が。その理由は、動画にあるメーガン妃の肩書「サセックス公爵夫人」にあるといいます。

 イギリス王室に詳しいジャーナリスト・多賀幹子さん:「イギリスのロイヤルは、伝統的に投票はしません。『政治的に中立であるべき』とされているからです」

 「王室の肩書」を使っての政治的な活動でイギリス国民から出た批判に…。

 イギリス王室に詳しいジャーナリスト・多賀幹子さん:「(批判の)声を英王室はどういうふうに聞くのでしょうか?称号剥奪(はくだつ)やチャールズ皇太子からの経済的支援を継続するかどうか、決断する時が迫っているかもしれませんね」

 そんななか、アメリカでは共和党の全国大会が始まり、トランプ大統領が正式に大統領候補に指名されました。前回の選挙で、接戦で勝利したノースカロライナ州の党大会に予告なしのサプライズで登場したトランプ大統領。オンライン開催が多い民主党の党大会に対し、共和党側は積極的に大規模集会も行っています。さらには、新型コロナウイルスの医療関係者などをたたえた映像を流すアピールも…。

 勢いに乗るトランプ大統領ですが、思わぬ不安要素も…。トランプ大統領の広報戦略に関わるコンウェイ上級顧問が今月末での辞任を発表。政権内でも影響力を持つ人物が、また一人、トランプ大統領のもとを離れることになりました。