安土街道 築城日誌 (安土らくらく倶楽部)

安土山下の日々と塚又商店主の日常・・・

大松明結い

2023年03月27日 | 季節の話題
☆3月27日、月曜日。
☆今年は、全国的に、桜の開花が早いですね
☆安土町の沙沙貴神社ソメイヨシノも今日時点でほぼ満開です。
☆沙沙貴神社では、この週末(4/1日.2日)、『沙沙貴祭り・春の例祭』が3年ぶりに開催されます
☆初日、4月1日(土)に、常楽寺区から奉納されます大松明の製作作業『大松明結い』が、昨日、3月26日(日)にありました。


☆朝7時半過ぎ、常楽寺区事務所横の作業場を訪ねると、5巻目が巻かれようとしているところでした。
☆通常、大松明は、長さ5メートル位のヨシ(葭)を七回、巻きます。が・・・。
☆コロナ禍で、祭礼(奉納大松明)は3年間、行われず、今年の役員「満寿」24名の7割が造った経験がありません。
☆で…、とりあえず、本年は、「7巻き」を「5巻き」に減らして、通常より、直径が約30センチ小ぶりな大松明を造ることとなりました。


☆5巻き目が巻き終わると、松明の中心に「輪棒」を打ち込むための仮の杭を刺します。
☆その後、引き綱をかし付ける「三ツ縄」(三本の荒縄を特殊な道具で一本に縒り合わせた)を5巻き目の上に固定します。
☆次に、細い青竹を8本周りに等間隔に固定します。
☆通常でしたら、その後、7巻き目、8巻き目とヨシを巻きますが、今年はここまで。


☆次の工程は、一束、10から15本程のキレイなヨシ「小ケラ」・「大ケラ」を全周に二回、荒縄で取り付けて行きます。


☆最後に、先週(19日)に作った「化粧縄」を巻き付けて(2周巻×12か所+1周)、今日の作業は終了です。

☆台座に仮置きします。
☆大松明の仕上げは、一日休んで、28日、火曜日の夜からです。


☆なお、横では、並行して、「手桶踊り」の手桶の仕上げ作業が進んでいました。