一つ屋根の下で暮らす・・ということ。
回る地球の上で、揺れる国の上で、たかだか100年という人間の寿命。
どうしてここなんだろう。
どうしてこの人なんだろう。
どうして・・・・
もし、違う人だったら、今どんな人生だろう。
糸の切れた風船のように、飛んでいってしまいそうな、自分が、こうして、一つ屋根の下にとどまっているのは、安住の地だからか、
ここで踏ん張る自分の性格からか、手を繋いだまま離さない3本の腕があるからか。
思い通りの人生を笑って送っている人がどれだけいるだろう。
夜が来て、朝が来て、季節が変わり、年をとり。
きっと幸せだったと言えるだろう・・。背中合わせの毎日でも。