去年の秋に、背丈の伸びたこの牡丹を、剪定しました。
とても、大きく、私の頭の上を遥かに超え、下の植物の日当たりも悪くなってきていました。
何より、牡丹自体、花も小ぶりになり、ちょっと押しただけで枝は、ぼきっと折れるほどスカスカでした。
その牡丹。
今年の春には、花数は少なくても、きっと大きく、見事に開いてくれると思います。
こうやって、春ょ来い、早く来い、と待っているのでしょうか。
それとも、今、こうして、待ちわびるこのときが、幸せなのでしょうか。
開いてしまえば、散るばかり。
隣の枝の花と、競い合うは春。今の穏やかな時が準備期間。
じっとじっと、身体(蕾)の中に命のふくらみを湛える。
来る春が、始まりであり、終わりの・・・とき。
それを365日のサイクルで繰り返す・・・花たち。