170620 米艦衝突(3) <米イージス艦衝突コンテナ船水面下の部位がぶつかる?>を読んで
一昨日に仮定した推論を、昨日訂正しましたが、今日また訂正しようと思い、別枠で書いています。
上記の記事によれば、<コンテナ船の球状船首(バルバスバウ)と呼ばれる水面下の部位がイージス艦右舷にぶつかり、イージス艦の船体に穴を開けた可能性があることが海上保安庁などへの取材で分かった。>
そして<イージス艦は右舷が大きく壊れたが、米海軍第7艦隊司令官のジョセフ・アーコイン中将は18日の記者会見で「衝突で(イージス艦の)右舷の水面より下の部分に大きな穴が開き、一気に水が流れ込んできた」と説明。水面下の破損が大きかったとの認識を示した。>
当初よりイージス艦のキール部が損傷し、沈没する恐れがあったと言われていましたので、コンテナ船が上部から乗っかる形では生じないなとはおもっていましたが、バルバスバウがキールに衝突したことまで想定していませんでした。コンテナ船の構造を知っていればすぐわかることだったのでしょうけど。
さて、これで少し衝突の様子が少しわかってきたように思うのです。コンテナ船の上部と下部の先端部分がイージス艦の右舷に衝突したこと、ただ、おそらくコンテナ船は衝突直前にはエンジンを切るなり、バックするようにしていたと思うので、コンテナ船の上部でも水面よりかなり高い位置以上でしか損傷が起こらなかったのだと思うのです。
そして、衝突後は、その衝撃で反動的な動きとなり、コンテナ船は舵のコントロールもきかず、航跡のようにふらふらとした動きになったのではないかと思うのです。
では衝突原因はなにかですが、いまだに追い越しか、横切りか、判別困難ではないかと思います。少なくともコンテナ船は衝突するおそれを事前に察知し、エンジン停止(その可能性はその後の蛇行から推認できるかも)などの措置をとったと思われるのです。他方で、イージス艦はどのような対処をしていたのでしょうか。右方向に航行していたと思われるコンテナ船の存在は早くからキャッチできていたと思うのです。双方の速度や進路を誤って判断して、横切ろうとしたようにも思えるのですが、ちょっとありえない推定かなと思いつつ、情報不足ですので、勝手な推論となりました。
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