ばらくてブログ――おうたのかいオブさんのおおばらブログ――

おうたのかい作曲・歌唱担当オブさんが、日々のあれこれをてきとうに綴る、まとまりもとりとめもないいかがわ日記

【オブナイブログでトグロ巻き】7/30某大手通信会社で

2008-08-05 10:06:07 | Weblog
【オブナイブログでトグロ巻き その1】
 7月30日、人権・同和センターの会員拡大行動で、新教組の担当の方と一緒に新潟市内の企業の労働組合を回ってきました。同和教育の重要性を説明し、できればセンター会員になってほしい、とお願いし、書類を置いてくるという地道な仕事です。もちろん労組仲間相手だし、人権・同和問題解決という考えに反対の人があろうはずもなく、ま、順調というか、ルーティンワーク的にあちこち周り、最後にたどり着いたのが、新潟島の中心部にある、あの大手通信会社「N」。
 ここの8階に労組の書記局があり、上記のごとくお願いして、特にこれという問題もなく要請行動を終え、エレベーターに乗り込み、その中で新教組の方と同和問題のとりくみの必要性などについて語っていたところ、そこに乗り合わせていた50がらみのその通信会社社員とおぼしき男が話に割り込んできて言うには「だ差別だなんて言ってるけど、オレは差別なんかしたことない、あっちの方が差別してるんだ」。あきれ返ったわたしと新教組の人。ま、そんな輩は放っておけばいいんでしょうが、もし黙って放っておいたら、そいつは自分の差別性に全く気づかないままで差別をまき散らすに決まってる。で、ついわたしも「『差別なんてしていない』なんていうのは、あんた相当ゴーマンな人ですな」とやり返してしまったわけで。
 こっちも次の訪問先があるので、そいつとは長くつき合いができなかったのが残念でしたが、そいつは結局、の人たちや解放運動への偏見に満ちた言動を私らにぶつけて去っていきした。
 しかし、世の中にはこういう人がまだまだいるのだなあ、ということは正直思いました。実際には差別の問題やの人たちのことなんか何にも知らないくせに、『利権の真相』みたいなバッシング本の情報だけはしっかり仕入れ、偏見を増長させている人って。もしそいつがNの組合員だったとしたら、組合の情報提供や研修がなってない、と思うし、幹部社員だったとしたら(絶対違うと思うけど)、会社自体の差別性を問わなければならん、ということにもなるのではないかと。
 だいたい、「オレは差別なんかしていない」という言い方がもうダメダメ。そういうヤツに限ってとんでもない差別者だったりするのが世の習いなわけで。そいつが家に帰ったとき、お連れ合いにどんな態度を取ってるのか、いや、会社の中でどんな言動をしているのか、実際見てみたいもんです。いや、ほんとに。
 結局、私がそいつに対して考えを改めさせることができなかった未熟さも痛感しながら、その日一日なんとなく不愉快な思いを引きずってしまっていたのでした。