ばらくてブログ――おうたのかいオブさんのおおばらブログ――

おうたのかい作曲・歌唱担当オブさんが、日々のあれこれをてきとうに綴る、まとまりもとりとめもないいかがわ日記

モロー展とラファエル前派展と東寺展に行ってきました

2019-05-24 12:19:37 | Weblog
 昨日は職場が振替休日で、ツマとともに東京へ、モロー展とラファエル前派展と東寺展へ行ってきました。
 まず最初に、汐留のパナソニック汐留美術館で開催中のギュスターヴ・モロー展へ。
 「洗礼者ヨハネの首の幻影を見るサロメを描いた名作〈出現〉や、貞節の象徴とされた幻獣を描いた〈一角獣〉を含む油彩・素描など約70点によって構成され」(パンフレットより)た、コンパクトながら見応えのある展覧会。「ファム・ファタル(宿命の女)としての女性、誘惑され破滅へと導かれる危うい存在としての女性、そしてモローが実生活において愛した母や恋人」を描いた美しい絵画の数々はいずれも美しく、見応えがありました。



 モロー展を見終えて新橋駅に向かって歩き、かねて気になっていた福岡県久留米市(と周辺地域)のアンテナショップ「久留米館」へ。2階へ上ってくるめ地域のお酒を有料試飲。濃醇な味は新潟タイプとはまた違った美味しさ。うなぎの骨せんべいと明太子海苔で堪能しました。



 昼食後、丸の内の三菱一号館美術館で開催中の「ラファエル前派の奇跡展」へ。19世紀後半のイギリスで生まれた、ラファエロより前の時代の簡素で誠実な表現を目指した(「見どころガイド」より)画家たちの美しく力強い作品の数々はどれもたいへん魅力的でした。美術館の中庭はちょうど春のバラが満開で、こちらも美しかったです。





 さて、時間はそろそろ夕方近く。16時過ぎに上野公園へ向かい、目指すは東京都美術館のクリムト展……だったのですが、ツマが菩薩の皆様に呼ばれている。と主張し、急遽東寺展へ。実は私は、東寺展の待ち時間に恐れをなし、初めから諦めていて、このときも「無理なんじゃね?」などと思っていたのですが、なんと待ち時間ゼロ。会場内はもちろん混んではいましたが、鑑賞ができないほどでもなく、閉館時刻の17時までに、やや駆け足はありましたがなんとかすべて鑑賞。やはりすごかったのは立体曼荼羅で、数々の菩薩や如来・明王などの仏像の迫力と美しい造形は、もう素晴らしいとしか言いようがありませんでした。ツマの「超能力」にただただ感謝でした。唯一撮影可だった帝釈天騎象像もしっかり写してきましたとも。





 帰りはなんと新幹線が東京駅の信号故障で40分の遅延。それをいいことに東京駅地下のNHKショップでキョエちゃんクッションを買い、黒塀横町のエビスバーでゆっくりうまいビールとつまみを味わい、新潟には22時15分を過ぎて帰着。いやまあ充実しまくった一日でしたとさ。