亜北斎「ジャズのスタンダード 続いて
ビル・エヴァンスのピアノが一番の、My Foolish Heart.
愚かなり我が心。
ボーカルは 選ぶのは難しい。この和訳、愚かなり我が心。
ちょっと気取った言い回しに聞こえる。
軽く日本語で言うたら、わては なんというアホなんやろ、ちゅう感じ。
写楽斉「ビル・エヴァンス ワルツ・フォー・デビィの一曲目にこの美しい曲。
この音の為に命を短くしてしもた。?
50年代 60年代に活躍したジャズミュージシャンはほとんど薬物に
犯され溺れてた。ええ音を出す為に必要やったんか、
薬物があったから美しい音が生まれたんか。
薬物がなかったら、この美しい曲は生まれんかったんか。」
亜北斎「チャーリー・パーカー34歳、コルトレーン40歳、マイルス65歳、
チェット・ベイカー58歳、このビル・エヴァンス51歳、
みんな 自分の音 求めて、切ないな。
映画にもなったチェット・ベイカー、何を思うて歌ってたんやろ。
その時代に そこに生きて息づいて音を残した。
そしていま その時代のその音を そのまま手に取るように聴ける。
ありがたいことや。もう感謝、感謝しかない。
今の芸術家は毒がない。えらいこと言うてしもた。堪忍。」
写楽斉「ほな、今週のコロナウイルス感染症。
日本は死者が0になる日が出てきて 浮かれ忘れてる人が。
世界では毎日 6000人が命を落としとる。忘れんようにな。
甘い言葉には裏がある。ほな また。」