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ZFSを使ってみた

2012-02-10 00:01:45 | モノのこと
日経BP社ITProサイトの記事で興味を持って、ZFSを使ってみました。

参考:
HDDが買えないならZFSを使えばいいのに http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20120208/380453/

ZFSはファイルシステムのひとつで、WindowsのNTFSなどと同じようにディスク上のファイルを管理するものです。

ZFSは他のファイルシステムにないさまざまな機能を持っている (らしい) のですが、上記の記事で取り上げられたディスクの有効活用の機能、複数のファイルに同一のデータブロックがあった場合、そのデータブロックをファイル間で共有する機能が使ってみたかったというのが、導入した理由です。

これにより、ディスク領域を有効活用し、あたかもディスク容量が増えたかのように扱えるということだそうです。

で、実際にインストールしてみました。

導入した機械は複数の仮想マシンを動かす地面になっているubuntuを導入したPCです。

ZFSに保存する対象は仮想マシン用の仮想ディスクを保管する領域。

故あって仮想マシンのクローンをたくさん作っている (同時に動かすことはほとんどないけど) ので、OSファイルの領域など共通データブロックが大量にあるはずということと、仮想ディスクを保存する領域が不足してきたことが導入を決めた理由となっています。

で、ZFSを導入してみました。

インストールはえらく簡単で、ubuntuのソフトウエアマネージャでzfs-fuseを選択してインストールを指示すればそれで終わり。

ZFSファイルシステムの構築も上記記事に書かれているコマンドを打ち込むだけで終了。

あっけないほど簡単に終わってしまいました。

続いて仮想ディスクをコピーしてみました。

ファイルをZFSファイルシステムにコピーすると、ファイルが転送されるたびにファイルシステムの総容量が増えていくというのが面白いです。

dfで表示するデータ量は実際のデータ量のままとし、共通データブロックの共有化で余った領域分を総容量に加算しているようです。

そんなこんなで今日はコピーするところまでで終わり。

来週はコピーした仮想ディスクを使って仮想マシンを動かし、パフォーマンスなどを確認したいと思います。

ディスク容量が多少ゆるくなっても、ファイルシステムアクセスに時間がかかるようでは使えませんから。


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