ということで、表題の本「イスラームから見た世界史」を読んでみました。
著者のタミム・アンサーリーはアフガニスタン出身のアメリカ人でイスラムと西洋の二つの視点を持ってこの本を書いているようです。
この本を読んで感じた重要な点の一つは、イスラムは単に宗教というだけでなく社会規範であること、そしてそのことがイスラム社会におけるさまざまな問題のひとつの要因になっているということです。
そしてもう一つ . . . 本文を読む
先週に引き続き、テリー・バーナムとジェイ・フェランの「いじわるな遺伝子-SEX、お金、食べ物の誘惑に勝てないわけ」を読みました。
この本は、ヒトの行動を動物の生態学的研究などと対比し、遺伝子に組み込まれた本能的な部分から説明するとともに、誘惑に対する対処法をひとつ一つ一つの事例に対して示すという内容となっています。
内容的にはいくつか納得のいかない対処法が示されているものもあり、すべてが適切と . . . 本文を読む
ゲアリー・マーカスの「脳はありあわせの材料から生まれた-それでもヒトの「アタマ」がうまく機能するわけ」を読みました。
この本は、ヒトの脳の仕組みを進化と医学・心理学の立場から解説したもので、簡単に言えば、なぜヒトは自分の意志の通りに行動できないか、あるいは自分の意志は自分のものといえるのかを明らかにしたものです。
とは言っても、原題で "Kluge" というジャーゴンを使っていることからわかる . . . 本文を読む
デジタルカメラ2月号の特集は単焦点レンズの使い方。
大口径のボケ味とか、絞りで変わる描写の味とか、薄いピントの合わせ方とか、いろいろと掲載されているわけですが、ペンタックスはDA21mmをパンフォーカスでスナップ写真と、まったく違う取り扱い。
まあ、それもありかなというのが感想。
というか、DA☆55mm/1.4が間に合わなかったのが最大の問題かも。
作例とかちょっと期待してたんだけどね。 . . . 本文を読む
effective javaの第2版を読みました。
Java6対応ということで、かなり書き換わっています。
それにあわせて、初版にあったタイプセーフenumパターンなど、Java5以降の新機能で置き換えられたものは削除されています。
ですから、いまから読む人も (重複するところはかなりありますが) 初版と第2版の両方を入手しておくべきと思います。
第2版では、新機能への対応以外にも遅延初期 . . . 本文を読む
オーム社の Ruby プログラミング入門という本を買って来た。
2000年発行のちょっと古い本。
Ruby on Rails が一昨年あたりから話題になっているので、ちょっと勉強してみようかと軽い気持ちで買って来た。
しかし、本屋で平積みになっていたのが2001年7月発行の第4刷だったので、話題になっているほどは売れていないのかもしれない。
今日のところはまだ買ってきたというレベル。
2 . . . 本文を読む
本タイトル: 眼の誕生 カンブリア紀大進化のなぞを解く コメント:
乱暴に説明すると、5億4千年前に起きた爆発的な進化、カンブリア紀の大爆発がなぜ起きたか、その仮説を説き起こす本です。
この本で上げられている仮説は聞けば納得のいくわかりやすいものなのですが、逆に当たり前すぎてその仮説の価値を理解してもらうのはとても難しいものだと言えます。
実際に門外漢の私が結論だけを聞いたら . . . 本文を読む
Joel Spolsky のジョエル・オン・ソフトウエアを読みました。本書は、ソフトウエア開発プロジェクトを題材とした Web エッセイをまとめたもので、軽い文体でソフトウエアプロジェクトの課題について語っています。ソフトウエア開発、特にパッケージソフトウエアを開発している方、およびそのプロジェクトを管理している方には示唆のある内容だと思います。 . . . 本文を読む
レコード屋に行ったところ、カウンターになぜかチェ・ゲバラの「モーターサイクルダイアリーズ」(英国 Harper Perennial 版ペーパーバック) が置いてあった。
とりあえず、勢いで買ってしまったので読み始めたが、前書きで結構挫折。本当に読みきれるだろうか。
それはそれとして、値段は1,290円、英国での価格が 7.99 ポンドと書かれているので、今日のレートで 1,600 円強。洋書も . . . 本文を読む