鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

ようやく揃ったぁ

2024年07月11日 | 宮城県_伊豆沼

 青と赤はすぐに揃ったが,黄がなかなか揃えられなかった。

 三色揃ってからアップしようと思っていたら,かなり季節が進んでしまった。

 まず,青。

 次,赤。

 そして,ようやく揃った黄。

 ほっ。

 あ,書き忘れた。

 青,赤,黄って,目先の色のこと。

 季節が巡って,ダイサギとコサギは,もう,青でも赤でもなくなったかもしれない。

 3色揃えて,一体,何を書こうとしていたんだろ。

(2024/04-07  ダイサギ,コサギ,チュウサギ)

 

 


チョウトンボのオス・メス識別に挑戦

2024年07月08日 | 宮城県_伊豆沼

 チョウトンボのオス,メスは,見分けることができるらしい。

 後翅に着目。
 
 真っ黒に見えることも多いが,光の加減で,きららかに,青紫色に輝くのが,オス。
 
 
 
 鈍く,金緑色に輝くのが,メス。
 
 
 構造色の「構造」が,オス・メスで違っているようだ。
 
 下の写真では,上がメス,下がオスかな。
 
 
 もうひとつ。
 
 オスは,後翅先端に,透明部分がない。
 
 
 または,あっても小さく,分断されている。
 
 
 後翅先端に,大きな透明部分があるのが,メス。
 
 
 色は見えないときがあるので,こちらの方がわかりやすい。
 
 
 以上,結構わかりやすい識別点。
 
 ただし,オスタイプのメスもいる,というから,正確には腹部の膨らみも見て,判断しなければいけないらしい。
 
 ちなみに,水面の上を飛んでいるチョウトンボの中に,メスを見つけられなかった。
 
 
 他のトンボも,水上を飛んでいるのはオスばかりのようだが,メスはいつもどこにいるんだろう。
 
 
 オスは,メスを待ちながら水上を巡回し,テリトリー内に来たときに,追いかけてつかまえる感じなのかな。逆に,メスは,オスにつかまえられるためにやってくるのかな。
 
 撮影は,シューティングゲームのようで,かなり楽しかった。
 
 
 トンボは飛ぶのが速くって,しかも,動きが予測できないので,撮影しようなんて気持ちにならないが,チョウトンボは滑空しながら,ふわふわ緩やかに飛んでくれる。
 
 
 後翅の形状が独特で,面積が広いので,滑空が得意なようだ。
 
 
 後翅を平らにし,前翅を立てているポーズがカッコ良いと思う。
 
 
 こういうのを見ると,スターウォーズに出てきたXウィングを連想してしまう。
 
 
 トンボ共通のポーズ。
 
(2024/06/29  チョウトンボ)
 
 

いきなりフルスロットル!

2024年05月08日 | 宮城県_伊豆沼

 今季,オオヨシキリの声を最初に聞いたのが,4月27日,蕪栗沼でだった。
 伊豆沼では,5月4日のこの日が初確認。

 当然,慣らしから始まって,徐々に調子が出てくるものと思いきや,いきなり,フルスロットル。

 ギョギョシ,ギョギョシ,・・・,と,アクセルを床まで踏みつけていた。

 しかも,さえずり飛翔のような行動も,見られた。

 連続写真で飛び上がるところ。

 もう1回。

 次の写真は,後ろ向きだが,口を開けてさえずっているのがわかる。

 さえずり飛翔をするのは、ヒバリやセッカ,オオセッカ,オオジシギ,ノビタキなど。

 これまで,オオヨシキリのさえずり飛翔は見た記憶がない。

 さえずり飛翔,というより,感極まって,飛び上がってしまう,という感じかもしれない。

 オオヨシキリは,さえずり始めて調子が出てくると,どんどん上に登っていくが,上に登り詰めると,それよりさらに上に行きたそうに,上を見上げているショットがいくつかあった。

 次の写真は,最初の連続写真の前のショット。

 実際に飛び上がる直前の表情だ。
 この子,今,どんな気持ちで,どんな状態でいる?
 心わくわく,ズキズキで,体がはじけそう?

 この直前に行った蕪栗沼では,姿も見せず,ヨシ原の中でさえずっていたが,ここの子たちは違った。

 この日,ここのオオヨシキリは,ブレーキ効かずのアクセル踏みっぱなしの感じ。

 しかも,この一角の4~5羽だけだった。
 もしかすると,来たばっかりだからこその,競争だったのかもしれない。

 青森や北海道など,北の方は,コヨシキリの割合が増えて,オオヨシキリが少なくなってくるが,こちらでは,オオヨシキリが優勢で,この声は,欠くことのできない夏の風物詩。

 それが,今,届いて,ここでは,いきなりフルスロットル。

(2024/05/04  オオヨシキリ)


衣替えしたよ!

2024年05月03日 | 宮城県_伊豆沼

 ぼくタヒバリです。

 
 
 
 ぼく地味だから,覚えていないと思うけど...。
 
 
 今日,再登場したのは,夏服に衣替えしたから,この服,紹介したくって。
 
 
 え? 変わっていないって?
 いやいや,全然違うでしょ?
 
 
 え? わからない?
 もう!
 
 これが,3月初めの服。
 
 
 で,これが,4月末の服。
 
 
 ね,全然違うでしょ?
 柄をよく見て。
 
 
 あ"ぁぁぁ!
 ビミョー,なんて言わないで。
 
 確かに赤みはほんのりだけど,これ以上赤くなったら,ムネアカタヒバリくんになっちゃうよ〜。
 

(2013/05/05  ムネアカタヒバリ  山形県酒田市)
 
 ボクは,このくらいほんのり赤いのが,ボクらしくてちょうど良いよ。
 
 
 え,地面の色に近づいて,ますます目立たなくなった?
 
 
 そ,...,そうだね。
 はぁ,しょんぼり。
 
 
 ぼくタヒバリです。

 まもなく,いなくなるけど,忘れないでね。
 
(2024/04/27  タヒバリ)

青空の梅干し

2024年04月02日 | 宮城県_伊豆沼

 ベニマシコは,夏羽がより赤くなるので,夏の北海道に行くと,緑の中に梅干しを置いたようなベニマシコを見ることができる。

 もう1週間以上も前の3月24日,蕪栗沼と伊豆沼。
 
 青空バックの梅干しを撮った気になって,気分良くしていたが,残念ながら,空も被写体も思った色ではなかった。
 
 
 相変わらず,自己評価が楽天的な私。


 ああ。
 
 たぶん,この1週間の間に,ほとんどのベニマシコは,北に渡去してしまったと思うし,青空の梅干しを見るには,やっぱり北海道に行かないとダメかな。
 
 ちなみに,北海道の夏のベニマシコはこんな感じ。


(2018/06/11 北海道)
 
 口直しに,この日,今季,初めて撮ったキチョウとキタテハを置いておく。
 
 いずれも,伊豆沼産。

 
 伊豆沼は,チョウやトンボも,面白いところ。
 
 と,締めようと思ったが,こんな巨大な魚が,複数,ジャンプを繰り返していたのを思い出した。
 
 
 一体何だろう。鯉?
 
 あ,そうだ。
 カエルも鳴き始めていたんだった。

 ホント,懐が深いフィールドだ。
 
(2024/03/24  ベニマシコ)

コサギの子サギ

2024年03月22日 | 宮城県_伊豆沼

 この子は,コサギの子サギ。

 コサギの若サギとも言っても良いか。

 子どもは下くちばしがまだ淡色。
 
 
 足も,まだら。
 
 
 おとなになると,くちばしも足も黒になる。
 下は,子サギと一緒にいたおとなサギの画像。
 
 
 コサギの子サギは,一見,カラシラサギ冬羽と似ているが,カラシラサギは,冬羽になっても,くちばし基部に黄色が残り,目先の色は黄緑色。
 
 さらに,カラシラサギは,夏羽になると,冠羽がボサボサと生えてきて,くちばしも黄色になるので間違えようがなくなる。(下は過去画像)
 

(2006/07/22 カラシラサギ 蒲生)
 
 なので,コサギの子サギが,カラシラサギかも?、と期待させ,楽しませてくれるのは,春先までとなる。
 
 
 それにしても,何で「コサギ」なんだろう?
 
 ダイサギ→チュウサギ→ ,と,きたら,当然,次は「ショウサギ」なんでないの?
 
 以前からの素朴な疑問。
 
 ちなみに,我が家では,ダイサギのことは,愛情を込めて,オオサギと呼んでいる。
 
(2024/03/10  コサギ)

祝!受賞 アオサギと映画

2024年03月13日 | 宮城県_伊豆沼
 一昨日の3月11日,宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」が,第96回アカデミー賞で,長編アニメーション映画賞を受賞した。

 今回は,祝意を込めて,この映画に準主役で登場したアオサギを掲載する。
 
 
 映画は,事前に何の予告もなかったので,公開されていたポスターを見て,ガッチャマン的な冒険譚をイメージしていたが,全然違った。
 非現実世界のなかに,色とりどりのイメージが溢れた映画で,暗喩,示唆に満ち,かといって,小難しくなく,誰でもが楽しめる冒険譚になっていた。
 
 そのなかで,アオサギは最も重要な役割を担っていた。
 声は菅田将暉さんだったし。
 
 さて,こちらのアオサギは,ひと月以上前の2月3日に撮影した現実のもの。
 まだ,地味な冬の装いの頃。
 
 
 この頃は,くちばしも,このとおり。
 なんの色気もなく,質実剛健。
 
 
 こちらは,アカデミー賞受賞前日の3月10日に撮影したもの。
 
 
 ぐっと華やかになってきた。

 このときも,地味な姿のままの子が多かったが,この子のくちばしは,色が変わってきていた。
 
 
 今はわずかに変化しただけだが,これから,もっと鮮やかな色に変わってくる。
 
 下は15年前の画像だが,ここまで艶やかになる。
 

(2009/03/29 鳥の海)
 
 ところで,恐竜は絶滅したのではなく,鳥類に進化した,というのが,今の主流の説だが,それを一番感じるのは,このアオサギ。
 


 今回は,掲載する材料を持っていなかったが,どん欲に,食えるものなら何でも飲み込む鳥だ。
 


 大きな魚はもちろん,同類の鳥だって,食える状態なら,丸呑みしてしまう。
 

 鳴き声も,ギャー,と,翼竜的。
 


 これが現実のアオサギ。
 映画のキーマンの元となった鳥。
 
 宮崎氏が,映画の中で,アオサギを最も重要な役に充てた理由はわからないが,このしたたかそうなこの目つきを見ていると,現実と非現実を行き来する案内役として,適任だったような気がする。
 
 それにしても,自身の最後の映画に,ペリカンやインコを含めて,鳥たちを,キーのキャラに使っていただき,鳥好きのひとりとして,とても嬉しかった。昔から,心の有り様を,鳥に託する小説や映画はたくさんあったが,ここまで鳥を前面に出したのは,なかったのではないかと思う。
 
 これまでは,アオサギを見るたび,恐竜に係る物語を想起することが多かったが,これからは宮崎駿氏の最後の映画を思い出すことも多くなるかもしれない。
 
 それにしても,アオサギが映画に出るなんて!
 
(2024/03/10 アオサギ)

ふたりは仲良し

2024年02月09日 | 宮城県_伊豆沼
 ここは,伊豆沼の獅子ヶ鼻。

 コハクチョウの群れの中に,アメリカコハクチョウが1羽。寝ていた。

 
 アメリカコハクチョウは,くちばしに黄色いところがほとんどない。
  (全くなくて体が大きいのはナキハクチョウ)
 

 ひとりぼっちだと思っていたら,もうひとり起きてきた。

 
 あれ?
 コハクチョウと家族?
 
 
 あ,違ったようだ。
 別行動だ。

 
 知らない人について来てしまったのか,それともただ迷ったのか?
 

 いずれ,来るはずがないところに来てしまった。ここは,アメリカ大陸では,ない。
 
 
 ふたりぼっち。
 
 
 でも,ふたりはいつも一緒。
 
 帰るときは道を間違えないようにね。
 最近蕪栗沼で出会った家族は4人だったから,この人たちとは別かな。
 
(2024/02/04 アメリカコハクチョウ)

人気者が来た

2024年01月15日 | 宮城県_伊豆沼

 何年も前からシマエナガが超人気。特に女性に大受け。
 北海道に行くと,どこの土産物店にもシマエナガグッズが置いてあって,中には本物の何百倍?もあるようなでかいぬいぐるみがあってびっくりしたりする。あるってことは売れているのだろう。

 地元新聞にも載ったが,そんなシマエナガが宮城県にも来ていて,身近に観察できている。

 正面顔で首を傾げている定番のポーズ。
 超かわいい。あざといかわいさ,とも。

 以前,こういう写真を見て,「自分のかわいさをわかっていて,わざと首を傾げているんじゃないの?」と言った女性がいたが,そういう気持ちがよくわかる。

 たぶん,首を傾げるのは,ほかの鳥と同様,いろんな角度に首を曲げてあちらこちら見て,警戒しているから,という理由だと思うが,結果,無茶苦茶かわいく見えるのは事実。

 亜種エナガは黒くて太い眉斑があるが,亜種シマエナガは顔が真っ白。
 よく野球選手が目の下に黒いものを塗ってまぶしさを軽減しているが,この子はまぶしくないのだろうか。見にくくないのだろうか。

 亜種エナガ以上に首を傾げるようなポーズが目立つのは,見にくさがあっての警戒ポーズなのかもしれない,と思ったりもする。

 この子たちも,亜種エナガ同様,人見知りせず,じっとしているとぶつかりそうな近さまで飛んでくる。あまりに近くて,撮影がむずかしいときは,いっそ諦めて肉眼で楽しむのが良い。
 無茶苦茶かわいい~,と口走ること必須。

 今いるのはたぶん10羽余りの群れ。

 群れで少しずつ移動しながら,ちっぽけな体で食べ物を探して一所懸命に動き回っている。
 その動きも滅茶苦茶かわいい。

 身が絞られるくらいめんこ。

 アップだけでなく,遠目のショットも。

 ちっちゃい子が健気に生きている,て感じ。

 妖精とか天使とか言われることもある。

 渡りの中継地の竜飛岬では結構観察されているのだが,これまで越冬している場所はなかなか知られていなかった。

 ここに来年もまた来てほしい。
 そのためにも,ここにいる間は居心地良く過ごしてほしい。

 お願い。いじめないでね。

 おっと,めんこすぎて画像を張りすぎてしまった。
 この辺で止めておこう。

 ちなみに,シマエナガの写真集は,山ほど出ているが,嶋田忠さんのものがベストだと思う。

(2023/12/31 シマエナガ)

 おまけ

(20190317 北海道)