鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

鴨と蝶とワラビ餅

2024年11月07日 | 福島県_浜通り
 10月26日。
 
 福島県天栄村の『道の駅 季の里 天栄』に,新米の天栄米を買いに行ったついでに,ちょっと足を伸ばして,白河市の『南湖(なんこ)公園』に行ってきた。
 
 
 南湖公園は,日本で最初の市民公園で,元々は,渋沢栄一が敬愛していた白河藩主・松平定信公が開いた,という由緒ある公園。
 
 
 国の史跡名勝にも指定されているようだ。
 
 公園の中心には,『南湖』という大きな池があり,周回できる遊歩道が整備されていた。
 
 
 南湖の北側にある『南湖神社』の辺りから,反時計回りで一周してみた。
 
 
 水上には,カモ類などが見られたが,西側にある小さな島(御影の島)に,一定間隔で爆発音を出す装置(鳥よけ?)が設置されており,そのせいか,池の西側にはあまりいなくて,東側の方に片寄っていた。
 
 
 鳥よけ装置は,島にある神社をフン害から守るためのものかもしれないが,由緒ある公園にこういうものの設置は,違和感があった。
 
 池にいたカモ類は,カルガモ,
 
 
 マガモ,
 
 
 オナガガモ,
 
 
 コガモ,
 
 
 キンクロハジロ,
 
 
 ホシハジロ,
 
 
 ヒドリガモ。
 
 
 また,群れの中に,オカヨシガモの♂♀が,各1羽,混ざっていた。
 
 
 ハクチョウ類やガン類の姿はなかった。
 
 そのほかは,カンムリカイツブリ,カイツブリ,カワセミ,セグロセキレイ,ハクセキレイ,カワウ,サギ類など。
 
 カイツブリは,個体数が多く,池のあちらこちらで目撃。
 
 
 セグロセキレイの声も,そこら中から聞こえてきたが,姿を見ることは少なかった。
 
 これは,珍しくも,ハクセキレイとのツーショット。
 左がセグロセキレイで,右がハクセキレイ。
 
 
 この後すぐに,ハクセキレイが,セグロセキレイに追い払われていた。
 勝ち誇ったような顔をしているセグロセキレイ。
 
 
 ハクセキレイは,少し小さめだったので,子どもだったのかもしれない。
 
 チョウでは,池の北側にツマグロヒョウモンが多数。
 
 
 文字どおり,飛び交っていた。
 
 
 なぜか,オスばかりで,メスは,この1頭しか見つけることができなかった。
 
 
 かぐや姫は,5人に求婚されたが,倍率は,その比ではない。
 
 チョウは,普通,オスがきれいだが,このチョウは,メスの方が魅力的。
 
 翼の先っぽが,何とも言えない色。
 
 

 この黒っぽい色,「インクブルー」って言っても良いかな。
 
 このインクブルーとオレンジ,白との組み合わせが,とってもチャーミング。
 
 翅の裏も,オスとは異なり,「赤」が見えて,華やか。
 
 
 たくさんのオスのうち,この子をゲットするのは誰?
 倍率がチョー高いだけに,結ばれたオスは,チョー幸せ者。
 
 同じ場所に,このシジミチョウも,多数飛んでいた。
 
 
 ヤマトシジミ ?
 
 
 奇しくも,汽水域にいる二枚貝と同じ名前。
 
 この記事を書きながら,みそ汁の具が,二枚の殻を広げて飛んでいる姿を想像してしまった。
 
 背の低いセイタカアワダチソウに,複数の個体が群がっていた。
 
 
 蛹(さなぎ)で越冬するようなので,すぐに,卵を産んで,幼虫が育って,少なくてと,蛹に近いところまで育たないと,冬を越せなくなる。
 
 
 南湖の北西の岸辺には,洒落た飲食店が何軒かあり,南湖一周の後は,この店で,わらび餅を購入し,外でいただく。
 
 
 1個が,思ったより大きくって,食べ応え有り。
 
 
 そして,ここでは,南湖が見える外の席で,コーヒーをいただく。
 
 
 
 付き合ってくれた妻は,ここで大満足。
 良かった,良かった。
 
 南湖だんごやお汁粉は,次回の楽しみに,取っておく。
 
 
 
 最後は,この日のここの紅葉。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 まだ少し早かったが,色付いている葉もあって,写真に撮ると良い感じになった。
 
 日本庭園「翠楽園」には,花もあった。
 
 
 
 
 
 
 なお,この日の昼食は,せっかくここまで来たので,南湖公園に近い白河ラーメンのお店
 
 
 私には,味が濃すぎて,しょっぱかったが,お店の方々が,とっても感じが良かったので,がんばって,全部食べた。ごちそうさま。

 妻が食べたこっちの方が良かったかも。
 
 
 食べログの評価を信じて失敗することはしばしばだが,知らない土地だと,つい頼ってしまう。
 
(2024/10/26 カモ類)