鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

黒しゃもじ君

2024年11月11日 | 青森県_東青(夏泊半島)
 11月2日,青森県の浅所海岸。
 
 クロツラヘラサギがいた。
 
 
 2羽。
 
 
 仙台に帰ってから,ネット検索してみたら,7月中旬には,いたようだ。
 
 くちばしは,赤味がなく,黒い。
 
 
 シワが目立って,ゴツゴツした感じ。
 
 
 目の色は赤。
 
 
 翼は,風切羽の先端まで真っ白。
 
 
 黒い部分がない。
 
 
 2羽とも成鳥のようだ。
 
 
 仮に,春から滞在していたのであれば,繁殖の可能性があったと思うが,その気配なし。
 
 性別識別不能だが,相手ができなかった「あぶれオス」同士だったら,繁殖するわけもない。
 
 
 基本,冬鳥なので,日本国内で繁殖したら,すごいことになっていたところだ。
 
 口あ〜んぐりだ。
 
 
 飛来地については,「九州など西日本に飛来する」という解説が複数ある。
 
 日本野鳥の会「クロツラヘラサギ調査研究プロジェクト」の一斉センサス調査においても,北海道・東北への飛来が,全く言及されていない。
 
 北海道・東北に来ていた個体が,カウントされていないような感じ。
 
 ちなみに,今年は,1月6日に,宮城県の蕪栗沼で1羽を確認。
 
 
 シワなし,ツルリン,赤くちばしの幼鳥で,ひと冬,ここにいた。
 
 
 2022年は,9月23日,北海道の濤沸湖,白鳥公園で確認。
 
 
 3羽のヘラサギと一緒にいた。
 
 
 この写真は,ヘラサギ(左)と一緒に映っているが,ヘラサギよりずっと小さい。
 
 ずいぶん前になるが,2009年9月に,秋田県の船越水道で観察したこともある。
 
 
 私ひとり,一馬力で,たまにしか行かない場所でも,これだけ見ているのだから,もっと,もっと,北海道・東北にも,来ていると思う。
 
 調査の仕組みがわからないが,北海道・東北は,最初から,外されているのか?
 
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 話しは全然違うが,今回,クロツラヘラサギを見た海岸のすぐ近くの神社にお参りしたとき,とっても珍しい光景を見た。



 
 
 
 何かわかるだろうか。
 
 これから,朽ちた鳥居にかえて,新しい鳥居を建てるそうだ。
 
 
 クロツラヘラサギと出会うよりも,希少な場面だった。
 
(2024/11/2-3 クロツラヘラサギ)