鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

謎雁

2024年11月15日 | 宮城県_伊豆沼

 蕪栗沼に行った帰り道。

 家に帰るのがちょっと早かったので,伊豆沼にちょこっと寄ってみたら,二工区のマガンの群れのなかに,こんなガンがいた。
 
 
 今季も,11/7時点で,11万羽を超えるガンがいるようだが,毎年,バフ変や白変,交雑などが混ざっており,楽しませてくれている。
 
 今季のこの子は何なんだろう?
 
 
 たぶん,見た人たちの中では,一定の結論が出ているのだろうが,私は『?』の状態。
 
 首から上が白く,全体的には,アオハクガンのような色だが,首から上にも黒斑が散らばっており,アオハクガンではない。
 
 
 この写真を見ると,くちばしがマガンより小さく,シジュウカラガンよりにも見える。
 
 足の色は,ハクガンはピンク,シジュウカラガンは黒だが,この個体の足は,マガンと同じような色だ。
 
 
 可能性があると思われるのは,マガンの一部白変,又は,マガンと他種との交雑。
 
 交雑となると,きょうだいは? 首が白くなる相手って? など,さらに『?』が広がる。
 
 正解は不明。
 世の中,わからないことが多い方が,楽しいかもしれない。
 
 この後,日没時間と重なってしまったので,少しだけ,伊豆沼の落雁を見てから帰ることとした。
 
 
 空には月が出ていたが,残念ながら,すぐに雲に隠れてしまった。
 
 
 伊豆沼では,湖岸の土手に立っていると,沼にねぐら入りする数多くのガンたちが,頭上を被さっていく。
 
 
 ねぐら入りする何万羽ものガンが,鳴いて飛んでいるので,音の迫力も満点。
 
 日が沈んでから,落雁のピークがくる。
 
 茜色に染まった湖面に,きりもみしながら,落ちていく。
 
 
 
 伊豆沼の北側の土手から落雁を見る場合,駐車スペースがあるのは,西端と中央付近だが,この日は,中央付近に人が少なく,西端に人が溢れていた。
 
(2024/11/10  ガンsp)