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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

西日本では希少なトンボがこちらでは普通

2024年07月20日 | 宮城県_伊豆沼

 オビトンボが,ハスのつぼみに止まっていた。

 正確に言うと,コフキトンボのメスの帯型。

 
 オビトンボ,という名前は,シオカラトンボのメスを,ムギワラトンボ,と,別名で呼ぶような名前。
 

 
 コフキトンボのメスは,オスと同じように,白い粉をふくタイプと,この写真のように,粉をふかず,翅に帯が出るタイプ(帯型)の2つのタイプがある。
 
 
 手持ちの図鑑によると,不思議なことに,帯型は北日本で多く,北海道では90%以上となっている一方,南西諸島ではすべて帯型,という。
 
 日本列島の北と南の端っこに多いタイプ,ということ。
 
 
 逆に,西日本などでは,稀で,滅多に見れないタイプらしい。
 
 
 宮城では,ここに掲載しているように,それほど珍しいタイプではなく,コフキトンボがいる所では,普通に見ることができる。
 
 
 地域によって,その種が,いる・いないは,普通の話しだが,同じ種の中に複数タイプがあり,その分布に地域差がある,って,なかなか面白い。
 
 
 ちなみに,コフキトンボのオスは,こんな感じ。
 
 
 一見,シオカラトンボと似ているが,複眼の色や粉の吹き方が違う。
 
 コフキトンボは,シオカラトンボのような,美しいエメラルドグリーンの複眼にはならないし,粉は,より尻尾の先に近いところまである。
 
 
 また,シオカラトンボよりも,一回り小さく,こんな風に止まることが多い。
 
 
(2024/07/07 & 06/29  コフキトンボ)
 


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