鳥見をしていると,鳥が他の生き物を捕食している場面と,たびたび出会う。
変かもしれないが,その都度,このヒトたちは,鳥に捕らえられたとき,どんな心の有り様だったのだろう,なんて思う。
これは,モズに捕らえられたカナヘビ。
モズに捕らえられた場合,木の棘など尖ったものに串刺しにされることもある。
いわゆる,モズのハヤニエ(早贄)。
いわゆる,モズのハヤニエ(早贄)。
こちらは,ダイサギに捕らえられたカエル。
田んぼの水で,何度も洗われて,きれいな体になったところで吞み込まれた。
洗われている時点で,すでに動かなくなっていた。
洗われている時点で,すでに動かなくなっていた。
カニは,さまざまな種類の鳥たちの命を支えている。
こちらは,キアシシギに捕らえられたカニ。
そのまま呑み込まれることもあるが,何度も振り回されて,脚を外されてから,呑み込まれることも多い。
こちらは,アカエリカイツブリに捕らえられた魚。
腹びれが吸盤になっているのがわかる。たぶん,マハゼ。
腹びれが吸盤になっているのがわかる。たぶん,マハゼ。
すぐには呑み込まれないで,振り回されたり,落とされたりして,痛ぶられてから,呑み込まれた。
小さな魚はすぐに飲み込まれるので,魚の大きさによるのかもしれない。
小さな魚はすぐに飲み込まれるので,魚の大きさによるのかもしれない。
ハヤブサは,鳥を襲って,食う。
シギチの時期は,シギチの群れとともに,ハヤブサもやってくる。
このハヤブサは,最初,キアシシギの群れに突っ込んでいったが,失敗。
3度目の急降下で,ヒヨドリを捕らえていた。
がっしりした足で掴まれ,運ばれていくヒヨドリ。
この後,羽をむしられ,くちばしで肉を引きちぎられ,食べられる。
写真には撮れなかったが,飛びながら,くちばしでトドメを指されたように見えた。
この記事では,カナヘビ,カエル,カニ,マハゼ,ヒヨドリが,捕らえられ,食われたのを掲載したが,日々,無数のこういうヒトたちが,同じように,食われている。
捕らえられたとき,また,命を奪われるまで,このヒトたちは,どのように感じていたのだろう。
かわいそう,とか,苦しかったんだろう,痛かったんだろう,とかの感情論ではなく,純粋な疑問。
人間のような心や複雑な感情はないにせよ,生きている限り,快-不快を軸とした,生きるための原始的感情は,あるはず。
(2024/05/04,08 モズ,ダイサギ,キアシシギ,アカエリカイツブリ,ハヤブサ)
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