暖かな晴れた日は,いつも姿を見せてくれないヒトたちも,姿を現す。
このアオジも,周年ここにいるが,薮の中でゴソゴソしていることが多く,いつもは,なかなか姿を見せてくれない。
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姿を見せてくれないときは,地鳴きで,その存在を判断することになる。
ホオジロは「チチッ」と2〜3声ずつ鳴くが,アオジは「チッ」と一声ずつ。
カシラダカが来る季節には,カシラダカの地鳴きとの区別に気を使うが,それ以外の季節には,いることがわかっているので,「チッ」と一声聞けば,機械的に「アオジ」と,フィールドノートに書いてしまう。
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いい加減ちゃ,いい加減かも。
カシラダカの地鳴きも,「チッ」と一声ずつだが,アオジの声より,か細く,高い感じ。
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ちなみに,クロジの地鳴きは,アオジの地鳴きとそっくり。
識別できる人もいるようだが,私には無理。
識別できる人もいるようだが,私には無理。
ところで,このアオジ,夏よりも,冬の方が数が多いように思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/d8/3747a08523af4a5b040b70df12103978.jpg)
北から移動してきて増えるのか,それとも,ここで生まれ育った子どもたちが増えているのか?
いずれ,春までには,数が減って,ほぼ元通りの数になる。
冬は,まだ続く。
冬は,まだ続く。
(2025/01/19 アオジ)
むか~し、北海道に行ったときに「ウトナイ バードサンクチュアリ」を訪ねました。
シマアオジといったか、北海道でしか見られないと説明を受けました。
全国から愛鳥家たちが見に来ても、なかなか姿を現さないのだそうです。
幸運にも、それを見ることができました。
アオジはどこでもいる,ごくごく普通の鳥で,都心部の植え込みの中にもいたりします。
でも,シマアオジは,とっても希少な鳥になってしまい,日本では,今,サロベツ原野でわずかに見られる程度になってしまいました。
はるか昔は,北海道に行くと,結構どこでも見ることができ,ウトナイ湖の遊歩道先でも観察できましたが,今はいません。
以前は,渡り中継地の中国南部の三水市では,大量に捕獲し,シマアオジを「空の朝鮮人参」として食べるお祭りがあったようです。