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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

ふたりのチビ丸

2025年02月05日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 ミヤマガラスの群れに,コクマルガラスが混じっていた。

 探し出せないことも多いが,このときは,「見て,見て,ここにいるよ。」と,自己主張していた。

 ミヤマガラスの群れの中にいると,こんな感じ。

 この小ささとパンダ模様で,充分に自己主張している。

 小さいせいか,群れの中を飛んで移動することも,しばしば。

 小さな丸っこい体に,丸い尾羽が,とってもめんこ。

 暗くって,シャッタースピードを落としてしまったので,ブレ・ボケは,やむなし。

 ミヤマガラスたちの上を舞って,楽しませてくれた。

 そのうち,もう1羽,真っ黒な子が,近くに来た。

 以前は,パンダ模様のタイプを『淡色型』,



 真っ黒なタイプを『暗色型』,と呼んでいた。



 今もそう呼んで良いのかわからないが,淡色型は,愛称で『しろまる』とも呼んでいた。

 以前は「不明」とされていたが,最近は,『淡色型』が成鳥,『暗色型』が幼鳥,という説が有力らしい。

 親しげにしていたこのふたり,どういう関係なんだろう。

 親子?

 よく見ると,成鳥の方は,白いお腹に,抱卵斑のような割れ目が見える。

 抱卵斑は,鳥が卵を温めるとき,温める部分の羽毛が抜けて,地肌で直接体温を,卵に伝えることができるようになるもの。

 カラスは,メスだけが抱卵するので,これが抱卵斑だとすれば,成鳥の方はメス。
 このふたりは,母と子,という可能性も出てくる。

 ただ,繁殖前のこの時期から,抱卵斑,又は,その前触れ(or痕跡)が観察できるのかは不明。

 いつもながら,私の妄想が膨らんだ話。眉唾ものと取ってほしい。

 なお,2枚前から,この2人の近くをウロチョロして写っていたのは,ミヤマガラスの幼鳥。



 下の写真で,このふたりを後ろから脅していた子が,そう。

 ミヤマガラスの幼鳥はハシボソガラスと似ていて,ハシボソガラスも混ざっているときは,探すのに苦労することもあるが,この子に関しては,向こうから名乗り出てきた感じ。

 ちなみに,成鳥は,こんなだ。

 幼鳥のとき,くちばしの根元にあった黒い皮が剥けて,その部分が白くなっている。

(2025/01/25  コクマルガラス,ミヤマガラス)



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1 コメント

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かわいいものですね。 (kerokero56)
2025-02-05 09:05:07
素敵な2ショット・3ショットです!
抱卵斑のことは初めて知りました。
昔飼っていたセキセイインコも、くっきりと、お腹の毛が分かれる線がありました!

私は、カラスって綺麗な鳥だと思っています。目も可愛いし、賢いのも好きです。

それなのに、悪者や不吉なイメージがついてしまったのは、
本来あったカラスたちの餌場を、人間が減らしてしまった
ためかもしれないと思います。
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