青春キップが余っているものですから、久しぶりに、小野市の浄土寺の阿弥陀様に会いに行きました。
この寺は、吉備津神社と関係があるとされる重源の建てたものです。大仏様という建築様式で有名です。挿肘木の貫や三手先組物(皿斗)、木鼻、野屋根の化粧垂木、遊離尾垂木など総てが豪放磊落な建物です。
一歩、堂内に入ると、今にも、朱の野屋根と化粧垂木まで一直線に伸びた粽の柱とそれに射し込まれた、千手観音の手のような組物に押しつぶされそうな、やけに緊張感のある圧迫が、真上から降り注いで迫りきます。時間にすると1秒か、2秒後でしょうか、今度は朱の中に描き出された一本の細い白線の延びた虹梁の優しげな、やけに落ち着いた、吐息がふっと自然に口から出るような安堵感が斜め上から突然に胸のうちに飛び込んできます。 この二つの異空間に自然に引き込まれ、時間が無限の中に消えていくようです。
異空間の中での赤と白、まあなんと見事に美しく調和していることでしょう。
しばらく仏様はほっといて、この摩訶不思議な空間に遊びました。
それからやっと右手を下にたらしていらっしゃる阿弥陀様のにお会いしました。
この堂内にもう800年もの間お住まいになっていらっしゃることに、少々嫉妬しながら、小一時間佇んでいました。
なお、この重源の大仏様式が、吉備津神社にもたくさん見ることが出来ます。浄土寺を見て、さらに吉備津様のすばらしさを確認しました。
なお、堂内は撮影禁止でした。残念ながら、挿肘木など詳しい内部の様子はカメラには収められませんでした。
この寺は、吉備津神社と関係があるとされる重源の建てたものです。大仏様という建築様式で有名です。挿肘木の貫や三手先組物(皿斗)、木鼻、野屋根の化粧垂木、遊離尾垂木など総てが豪放磊落な建物です。
一歩、堂内に入ると、今にも、朱の野屋根と化粧垂木まで一直線に伸びた粽の柱とそれに射し込まれた、千手観音の手のような組物に押しつぶされそうな、やけに緊張感のある圧迫が、真上から降り注いで迫りきます。時間にすると1秒か、2秒後でしょうか、今度は朱の中に描き出された一本の細い白線の延びた虹梁の優しげな、やけに落ち着いた、吐息がふっと自然に口から出るような安堵感が斜め上から突然に胸のうちに飛び込んできます。 この二つの異空間に自然に引き込まれ、時間が無限の中に消えていくようです。
異空間の中での赤と白、まあなんと見事に美しく調和していることでしょう。
しばらく仏様はほっといて、この摩訶不思議な空間に遊びました。
それからやっと右手を下にたらしていらっしゃる阿弥陀様のにお会いしました。
この堂内にもう800年もの間お住まいになっていらっしゃることに、少々嫉妬しながら、小一時間佇んでいました。
なお、この重源の大仏様式が、吉備津神社にもたくさん見ることが出来ます。浄土寺を見て、さらに吉備津様のすばらしさを確認しました。
なお、堂内は撮影禁止でした。残念ながら、挿肘木など詳しい内部の様子はカメラには収められませんでした。