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お地蔵さんを探しに。向畑にある千日墓地(向山)を歩きました。新しい発見が沢山ありました。それについて今日はお知らせします。
最初は、石の仏さんから見て行きます。なお、写真掲載が一つずつしか出来ませんので3回に分けて取り上げます。
JR板倉の踏切からしばらく(約20m)行くと千日墓地へ上がる階段があります。しばらくその階段を上がると、道を挟んで両側に石仏が並んでいらっしゃいます。
まず、目に付くのが、道の右側に、右肩から腹に掛けて痛々しい割れ目が目に付く、観音様が座っていらっしゃいます。お顔は、慈悲の心に包まれて、気品が満ち満ちあふれていらっしゃいます。どうして、こんな場所にと驚くばかりです。どこかのお堂に安置されていても決して可笑しくないように思えます。
右手平を頬に優しくお触れになり、左手は左膝の後ろに何気なく置いて、人々の煩悩を打ち砕いてくださり、人々のすべての願望を成就させてくださる二臂の坐像(右足を立て、両足裏を合せた座り方(輪王座))の如意輪観音です。向畑の観音堂の仏様と同じです。
この仏様は、物質的・精神的な人々の願望を成就させてくれる仏様です。例えば、強盗にであった時など、観音の名を唱えれば助かるという、そんな願いなのです。
その仏様を挟んで、階段の右側に、お地蔵様とお薬師様がおられます。
薬師如来は、人の持つ四苦八苦の苦しみの内の、「病」を直して、長生きをさせてくださる仏様です。
この仏様の、観音と同じく人々の願望を叶えてくれる仏様です。右手の天平を上に向けて捧げ、左手には薬瓶を御持ちになり、微笑みながらお座りになっていらっしゃいます。その直ぐ下には、お地蔵様もお立ちになっていらっしゃいます。
沢山いらっしゃいます如来・菩薩の中で、特に、日本人に人気の高いこの3体の仏様が、この墓地の入り口付近で、人々を待っておいでなのです。
ここにお参りする人たちは、「ああ、我観音様がいてくださる」「ああ、我お地蔵さんがいてくださる」と、自分の信じている仏様を目にすることによって、より高い安堵安心感が、強いて言えば、自分にご利益を多く与えて下さるような心が自然に起こり、「ああ、お参りしてよかった。又今度も来るよ」というような、信心ごころ沸き立たせてくれるに効果十分な心憎いまでの演出ではないかと思います。
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一度見てみてください。本当に優しさのある慈悲深い仏様たちです。
この石の仏をみていますと、一体いかなる人が、いつ頃、どんな思いで造ったのかと、作者の心を慮りです。