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そろそろ ・・・ お手入れ、お手入れ ・・・
毎日のお手入れ、普段のお手入れ ・・・
皆様はどうなされていますか?
彼らも私たちと同じ ・・・
そう思ってお手入れをなさっておられますか?
毎日のブラッシングは、大切なお手入れの一つです。
毎日行う事によって、彼らの被毛や皮膚のコンディションを確かめて下さいね。
彼らとコミュニケーションを取りながら ・・・
ご自分の身だしなみには気を遣われても
共に暮らす彼らの身だしなみに気を遣われない事が多いようです。
その場限りのお出かけ前にチョイ・チョイなんて言うのはいただけません。
彼らにとっての身だしなみとは健康管理も兼ねているのです。
単に元気そうか、そうで無いか眺めてみただけではいけないと思います。
彼らの体に触れてあげて撫でてあげてくださいね。
そして、触れた時に分かる事もあるのです、抱き上げた時に分かる事もあるのです。
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ここまで落とさなくても良いと思いますが ・・・
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肉球の匂いが好きと仰られる方がおられると思いますが
それはあくまでもきれいな肉球での事だと思いますが ・・・
肉球の間に生える被毛も不衛生になると悪臭・皮膚病の原因となります。
伸びすぎて足を滑らせて転んで股関節の脱臼や骨折といった事故も考えられます
定期的にカットしておく事をお勧めします。
肉球の間の被毛が変色し悪臭がするようでしたら要注意です。
ノルバサン・シャンプーなどで定期的に洗ってあげる事も良いでしょうが
日頃から肉球の間の被毛を短めにしておけば一挙両得、二つの予防効果を得られると思います。
その上、お散歩から帰ってからの四肢先のシャンプーやドライヤー掛けの時間も短縮できますよ。
ただし、肉球の間の皮膚は傷つきやすいので慎重にしてくださいね。
ペンシル型のミニバリカンでそっとカットするのが一番し易いかと思います。
トリミングに出せばやっていただけますが、間隔が空きすぎてしまう場合があるので
時々様子を見ながらご自分でされる事をお勧めします。
カットされた後は、ワンコ用のスキンローションや炎症防止効果のあるクリームを塗布してあげて下さい。
四肢のナメ癖のある仔は、先の丸くなったハサミでカットする程度がいいかもしれません。
いずれにしても、刃物でのお手入れですので気を付けて行って下さい。
次は、耳のお手入れ
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耳の外耳内側をクリッパーで粗刈りします。
次に、ミニクリッパーで少し丁寧に刈り込みます。
この時、刃先を耳の皮膚に強く擦り当て過ぎない様に注意して下さい。
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外耳のひだの内側の被毛をペンシル型ミニクリッパーで慎重に落とします。
最後に鉗子( カンシ )で慎重に外耳道内の被毛を抜きとります。
耳のお手入れは、極めて慎重に行ってください。
外耳道内の被毛の抜き取りは特に
どの仔たちも大抵は嫌がって暴れたりしますので、外耳道内を傷つける事があります。
日頃から体のあちらこちらを触って慣れさせていれば大抵のお手入れは出来ますが
外耳道内の被毛の抜き取りは、慣れた仔でも嫌がって動きますので危険が伴います。
我が家においては、もっ君が手強く ・・・
私が鉗子を持つと、その様子を見てしっぽを下げてどこか隅の方へ行ってしまいます。
抜く時も、ママさんに介助してもらわないと奥の方の毛を抜く事が出来ません。
ナチュラル・イヤーの仔は、特に頻繁に耳のお手入れをしてあげなければなりません。
週に1~2度ほどスキンローションによる外耳道内のクリーニングは怠れません。
特に夏場は、少しでも怠ると悪臭のもととなります。
また、悪臭だけでなく炎症等の原因にもなり獣医師のお世話になる様な事になりかねません。
病気予防の目的の一つですので、耳のお手入れはこまめに行ってください。
耳の中の毛抜きは、トリミングの時にやっていただけると思いますが、
間隔が開きすぎるようなら獣医師でやっていただいてもよろしいかと思います。
いずれにしましても、お手入れは出来るだけご自分の手でこまめにされる事をお勧めします。
また、ご自分で出来ない事は、頻度を増やしてトリマーさんや獣医師にお願いしましょう。
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おっと、忘れておりました。
お尻周りの被毛のカットもお忘れなく。
男の子も女の子も大事なところを清潔に保ってあげましょう。
特に男の子はマーキング時にお腹周りの被毛を汚してしまうので
そのあたりを考慮した被毛のカットもお忘れなく。
特に白い仔は、黄ばんでしまうと色落ちしませんので注意して下さいね。
我が家ではお散歩後の髭と四肢&お腹周りのシャンプーは怠れません。
な~んだ ・・・ 全部じゃん
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いずれにしても、 お手入れ は、彼らの健康を知るためのものでもあり
彼らの健康を維持するためのものでもあるのです。
いち早く彼らの体調を知る事は、いち早くその対処を行う事が出来ると言う事なのです。
大切な家族の健康は、日々のお手入れからだと思っています。
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by ちぃ君
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