二次世界大戦中にギリシャとナチスドイツとの戦争の話
当時欧州では悪の枢軸国といえば(ドイツ、イタリア、ブルガリア)である。残念ながら(笑)我が大日本帝国は極東の小国として連合軍の米国との戦争である。欧州の連合軍イギリス、ギリシャ軍対ナチスドイツである。クレタ島の戦い、いくつかの海戦、ギリシャの戦いは第二次世界大戦におけるドイツ軍のバルカン半島、エーゲ海攻略作戦の1つとして考えられており、また、ギリシャの戦いは1940年10月28日より始まったギリシャ・イタリア戦争の延長と考えられている。
戦争の前半となるギリシャ・イタリア戦争において、イタリア軍はギリシャ軍に1週間で撃退され、反対にアルバニアの南部をギリシャに奪われる形になった。イタリアは1941年3月、ギリシャへ大規模な反撃を加えたがこれも撃退されたため、枢軸国仲間ドイツはこれを支援せざるを得なくなったのだ。
1941年4月6日、ドイツ軍はブルガリアを経由してギリシャに侵入、ギリシャ侵攻作戦であるマリータ作戦 (Unternehmen Marita) が発動された。ギリシャ軍、イギリス連邦軍は粘り強い反撃を行ったが、ドイツ軍の圧倒的な攻撃の前に崩された。
アテネは4月27日に陥落したが、イギリス連邦軍はからくも約50,000名の将兵を脱出させることに成功した。
しかし
ドイツ軍、連合軍内部でギリシャ将兵の粘り強い抵抗には賞賛の声があがった。特に歴史家の一部はドイツのギリシャ侵攻作戦により、ドイツはソ連侵攻を延期せざるを得なくなったが、それは致命的なことであったと主張している。
さて!ギリシャ経済危機で債務デフォルトである。日本の貸金は僅かなので借金踏み倒されても影響ないと思われるが、イタリア、スペインなどに飛び火しないとも限らない。ナチスドイツの侵略を反省し経済大国になったドイツもギリシャは頭痛の種だね。
でもガンバレ!ギリシャ!
ギリシャサッカーもスターは少なくても粘りと頑張りでユーロで優勝したこともあるし、仕事しない飲む打つ買うだけど哲学や政治談義ディベートは得意とした民族なのだ。そしてギリシャの国民投票が迫っている。最後はギリシャ人のギャンブルなのだ!
古くは
古代ギリシャでもギャンブルはさかんであった。マケドニアのフィリップ王は、ギャンブルが国民道徳を腐敗させると知りながら、彼自身ギャンブルにふけったといわれる。アリストテレスは「ニコマス倫理学」中でギャンブラーを泥棒、略奪者と同格に位置づけているほどである。ギリシャ神話にもギャンブルが登場する。ゼウス、ポセイドン、ヘイデスが今でいうクラップ・ゲームを行って宇宙を分け合った。ゲームの結果、一番勝ったゼウスが天界を取り、ポセイドンが海洋界を取り、ヘイデスが地下界を取ったことになっている(ワグナー1972年)。
写真はアテネのアングラ地下劇場で密かに開演されるパロディストリップショーの様子。
さあ!サイは投げられた!
ギリギリ、ギリシャのシャッキンは世界にどう影響するのだろーか?