きのうはむすめと、ひとりと一匹だけの静かなイブを過ごしました。
まさに本来のイブの姿。。。静かな夜、聖なる夜、星は光り、、、
で、星が出ていたかどうかは知らないけれど、
家の中ではケーキのあとは、デザート。
なんのことはない、みかんです。
とうさんが遅めのクリスマスイブディナー(和風焼きそばですけどねぇ)を
食べている頃から、ずっとテーブルの下でおこぼれを待つむすめに
みかんをひと房やりました。
受け取ったむすめは、タッ、タッ、タッとテーブルを離れ、
でかい尻を振りながら、隣室の自分の食べ場所であるピンクのマットの上に、
みかんを持って行きました。
間もなく、むすめはとうさんのところに戻って来ました。
今日はクリスマスイブ。とうさんも気前がいいですから、
もうひと房、何も考えずに、いや、キリストのような気持ちで分け与えました。
また、むすめは、タッ、タッ、タッとテーブルを離れ、マットのほうに戻りました。
そして、こちらを眺め、まだ貰えそうであることを確認すると
タッ、タッ、タッとテーブルのほうに戻って来ました。
あっ、おぬしっ!
清らかな気持ちでいたとうさんは、突然、われにかえりました。。 そうだったっ、
むすめはごちそうをもらうと、それがとうさんの手から離れると同時に
自分の所有物になり、やったとうさんはそれを奪うかもしれない敵になるのでした。
だから、いつも自分のマットの上に持っていき、そこで食べようとするのでした。
しかも、むすめにとって、そこは食料貯蔵所。
むすめはまだ貰えるかどうかを見極め、いったんそこにもらったものを置いて、
様子を見て、おもむろに帰って来るのです。
むすめは3度それを繰り返してました。
遅まきながら、とうさんが気づいて、ひとつでも奪ってやろうとすると、
とても女の子とは思えないようなうなり声を出して、
すべての房を一気に口の中に咥え、ガツガツ食べようとするのでした。
おどりゃ~、われぇ~! われはそがいないやらしいおんなじゃったんかぁ~っ!
かわいい顔しといて、やることはせこいのぉ~! われはだれに似たんじゃぁ~~っ!?
あっ、
わしか、親のわしにか? あっ、わ、わししかおらんじゃろうのぅ、、、、、
あ、う~ん、まあ、そこまで賢こうないと、これからの世の中ぁ、生き残れんじゃろうけん、
まっ、よしとしようか、、、
聖なる夜に(本当は今夜が聖夜の25日じゃが)、
けっして清らかとは言えないやりとりと、身勝手な納得がされたのでした。。
ア~メン