朝7時半の高速バスに乗って、広島からまずは博多に向かいました。
市内中心部のバスセンターからバスが出発し、広島市郊外のいく駅かで乗客を拾ったあと、運転手さんから突然アナウンスがありました。
瀬戸内沿いを通る山陽道が通行止めのため、中国山地沿いの中国道を通って行くというのです。そうすると40分余計に時間がかかる上、中央道は雪のためチェーン規制がかかっているため、もっと遅く博多に到着することになるとも言われました。
え、なんでそれをこんな郊外の交通の不便な場所でいうんだ? 福岡に遅れられない用事のある人や福岡から次のバス等にギリギリ乗り継ぐ予定の人など、高速バスをやめて新幹線に変更して急ぐという選択ができない状態ではないか、不思議な対応だなあと思いました。
しかし、もうバスは中国道を目指し奥へ奥へ走ります。小生は諦めて寝てしましました。
ふと眼を覚ますと、目の前は白銀の世界、それも吹雪いています。先行車ゼロ、対向車すらいませんでした。広島県の吉和町付近でした。
不安を抱えながら、バスは雪の中を走りました。山口県下関に近づくころ、ようやく雪は消え、その後九州に渡ってからは博多まで比較的よい天気が続きました。
その間、50km規制の道路を、バスの運転手さんはどんどん飛ばして走りました。
おかげで、結局、予定より20分程度遅れた程度で、バスは無事博多バスセンターへ到着し、なんとかそこから長崎行きの高速バスに乗り換え、長崎には午後2時40分に着きました。7時間以上もかかりました。
長崎に着いて、娘の話になり、連れ合いがパソコンの待ち受けにむすめの写真がないから何か貼ってくれと頼んできました。そこで、デジカメの中にあった写真から、ヘアカットしたばかりの娘の画像を貼ってあげました。どうです、かわいいでしょう?毛の伸びた今とはまったく違いませんか?!
連れ合いは今日の晩ご飯に自分で焼いたドライフルーツパンを食べさせたいと、夕方からいろいろ二人で雑談しながら、パンを発酵させ生成し焼いてくれました。
今晩の晩ご飯のメニューはパンに合わせてクリームシチューでした。久々に色鮮やかな晩ご飯が食べられて嬉しかったです。
シチューはもちろん、メインのドライフルーツパンがこんなにおいしいものとは思いませんでした。また、きのう作っておいたという食パンも追加してリクエストし、それにオリーブオイルを塗ってトーストして食べましたが、これもこれまで食べたどの食パンよりも美味しくて感動しました
これは、けっして脅されて書いているのではありません。
半年前までは、パン焼きのパの字も知らなかった連れ合いでしたが、忙しい仕事の合間にどんどんメニューを増やしています。
いやあ、感服、満腹いたしました。