訳あって、
むすめが剝製に、
なったような、ぬいぐるみを所有しています。
むすめにそっくりの毛色です。
でも、むすめを飼うずいぶん前に買ったもので、もちろん、むすめが存在もしなかったころのものです。
これ、ただのぬいぐるみではないのです。
日本でたった一人のリアルファー使いのテディベア作家である作家の手作りの作品なのです。
ニュージーランド産のラム(子羊)のリアルファーです。優しく柔らかな感触です。
ネットショップで、「手にした誰もを癒してくれる、ふわふわ愛くるしいシーズーのぬいぐるみ!」というキャッチコピーに引かれて、つい、買ってしまいました。
そのころ、夫婦して、シーズーを飼いたいねっ!という話が茶の間の話題によく出ていました。
いかんせん、賃貸のマンション住まいでしたから、飼えるわけはありませんでした。
当時、長崎市内で利便性のある地域には、ペット可の物件もありませんでした。
単なる夢物語でした。。。
それで半分やけになって買ったのですが、けっこうの値段なんですよ、実は。
それが、広島に来て最初に住んだマンションが、偶然ペット可だったのです。
それで、むすめを飼い始めたわけですが、むすめの遊び道具には高級すぎて、このぬいぐるみは段ボール箱の中に入れられ、物置の中に収められてしまいました。
この前、むすめを見ていて、あれ?なんかあのぬいぐるみと似てきてないかい?と思って、段ボール箱の中から出してきたのです。
不思議なのは、このぬいぐるみは、買った時はかわいいと思いながらも、街中で見かけるシーズー達と違って毛色がぼやけているし、遠目ではほとんど白っぽいし、それに、顔はシーズーのようにギョロ目でグシャっとした感じではなくあっさりした感じで、シーズーに似ていないのではと思い少々買って損したなぁと思っていたのでした。
確かに、飼い始めたむすめは、ちゃんと色がついていたのです。
それが、一年も経たない間に、むすめは見る見る色が抜けて行きました。しかも、シーズーのイメージであるグシャ顔ではなく、こじんまり顔の美人さんになったのです(親ばかですね)。
シーズーらしくないでしょう?と、犬の美容師さんに尋ねると、シーズーは本来、平的な顔ではなく、むすめのように鼻がやや飛び出ていて目も引っ込んでいるのが理想のシーズー顔なのだから、自信を持ちなさいと言われました。
さあ、久々の美人同士の対面です。
むすめはぬいぐるみを見るなり、ともだちに会ったかのように、遊びたい遊びたいというような声を出し続け、小生を追いかけて両脚に飛びついて来ました。
ぬいぐるみを段ボール箱の中に隠した今でも、グダッと寝ることなくそわそわ小生のまわりをうろつき、時々、よそでクンクン泣いたあと、そばに来てワンワンと何かを訴えるでいるのです。
忘れてくれません。さあ、困ったどうしましょう。
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