うちのシーズーむすめに人間様のおこぼれをやらなくしたのはいいのですが、それからはむすめが本来のドッグフード(鶏肉を主体としたドライな粒状のもの)をなかなか食べてくれなくなりました。
明らかにわざとです。食べなければ何か別の(つまり人間さまの)食べ物をくれると思い、演技をするのです。
やはり人間の子供でいうと3~4歳の知能を持つという犬は、想像以上に賢いです。
ほっておけば、空腹感に耐えられなくなって気づくと食べてくれているのですが、その時でも、ねぇ、ちゃんと食べたから!とわざわざ報告に来て、ご褒美を要求しようとするのです。彼女にとってもとうさんにとってもこれらがストレスになっているのは確かで、よくはありません。
さあ、困ったなぁと思ったところで、むすめがあるおもちゃでストレスを解消しているのを再発見しました。
それが、下の画像の赤いもので、『コング Cong』!!
けっこう広まっているおもちゃです。
巻貝の形をしていて、ラバー製でカミカミすることでストレス解消できます。
口から離したり手で突いたりするとコロコロと不規則な動きをするので、狩猟本能を呼び起こすようです。
しかも、真ん中が空洞になっているので、そこにドッグフードを入れてやると、楽しみながらドッグフードを食べてくれるのです。
ドライフードだと、餌が勝手にすぐ外に出て来てしまうので、とうさんはわざと穴の半分をガムテープでふたをしています。
そうすると、シーズーむすめが両手でコングを一度立てて倒すようにしたり、口で咥えて下に落とさないと、外に出てこないのです。
犬は賢いですから、すぐにコツを覚えますし、そのしぐさを見ているのも楽しいです。脳を刺激してくれる上に、本人も嫌がるどころか楽しんで餌を食べられるのですから、こんな便利なものはありません。旭山動物園のミニ版です。
しかし、このシーズーむすめが愚かなのは、そのドッグフードが皿の中にある状態だと見向きもしないのに、皿からまったく同じドッグフードをコングの中に入れているのをじっと見ているにも関わらず、まるで別の食べ物をもらったかのように、突然ガツガツと食べ始めるのです。
途中、とうさんが手出しでもしようものなら、このバカなシーズーむすめは普段は決して出すことのないような唸り声で、子煩悩なこのとうさんをウゥ~と威嚇してくるです(悲)!!
時々用事の手を休めてコングへのエサ入れを3~4回繰り返すとうさんの哀愁を帯びた後ろ姿。。。。
でも、今は、コングさまさまです。コングさま、復活の日です。