今クール見ていたふたつのドラマが最終回を迎えました。
金曜日の「もう一度君にプロポーズ」と日曜劇場「ATARU」
どちらもなかなか良いドラマでしたので、少しレビューを書いてみたいと思います。
『もう一度君にプロポーズ』
やっぱり竹野内さんは役者として、この人にしか出せない何かを持っている・・
うまく表現できないけれど沈黙していても言葉を紡ぎ出せる人なんだと思います。
竹野内さん自身のファンではないのですが、役者としての『竹野内豊』にとても惹かれますね。
波瑠(竹野内)の父親がガンで逝く前につぶやいた言葉がとても印象的でした。
「昔は後ろを見ればお前がいて、今は前を見たらお前がいる。
不思議なもんだな・・・
俺の知らない道の先をおまえはこれから見に行くんだよな。」
家族や職場の同僚の何気ない温かさが、じんわりと伝わってくる良いドラマでした。
みんなそれぞれの悩みや痛みを抱えながらも、まわりの人たちに心配をかけまいと
相手を気遣っていて、それを受け取った相手もその優しさに癒されて
違う相手にまた思いやりをそっと置いてゆく。
そして皆が一生懸命に、自分と向き合おうとしてもがいています。
人それぞれに抱えている何かは違っていても、
今の自分が出来ることは皆、同じ。。たったひとつなんだと思います。
今、自分に出来ることを一生懸命にやる。
たとえそれが意味のない単調な繰り返しであっても、
やるだけ無駄と思えることであっても、
今日という日の終わりに頑張った自分をそこへを置いていけば、
それが日々繋がって自分の道を作ってゆくんだと思うのです。
楽して人の歩いた後の道を自分も歩こうとしたり、
どうせ無理だとそこに座り込んでいては、
自分の抱えてる荷物は重いままなのではないでしょうか?
このドラマ・・とても良かったのですが、もう一話くらいあっても良かったんじゃないかと
最終話を見終わった後に感じました。
時間の関係もあるから仕方がなかったのでしょうけれど、
最終回になって、すべてがアッという間に無難に丸く収まったって感じ。
もう少しドラマチックかな・・と私が期待しすぎたせいでしょうかね
「ATARU」は予想以上に感動的な最終話でした
また次回に書いてみたいと思います。
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