紅葉狩りに訪れて見る紅葉(もみじ)は誰の目にも艶やかに映るものですが、
見る角度や光の反射具合によっても色は微妙に変化しますから
その瞬間に出会えるもみじは、十人十色で一期一会のものだと言えるのかもしれませんね
そしてもうひとつ、人は感情というものを心に宿していますから
その時の気持ちの持ち方で、晴れやかなクッキリとした赤に見えることもあれば、
どこかくすんだ朱色で、あまり美しいとは感じられずに映ることもあるかもしれません。
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誰もが日々、様々な出来事と遭遇しそれを何とか切り抜けたり、
やり過ごしたりしながら生きています。
付き合うのが苦手な相手とも付き合わなければいけなかったりしますし、
ハッキリと言ってしまいたくても、それを言っちゃったらマズイだろ・・という事もありますよね。
そしてそんな時には、やたらと相手の嫌な面ばかりが浮かんできて
その相手に対してマイナス思考でいっぱいになってしまいがちですよね
でもほんのちょっぴりその矛先を自分に向けて見たらどうなるでしょうか?
私はそのマイナスな思考はすべて相手が悪いから出てきているものではなくて
自分が作り出しているからかもしれないのかなぁ・・
・・と取りあえずは考えてみることにしています。
どんな事でもそうだと思うのですが、それが赤だと決めつけて見たら
それは赤にしか見えません。
赤だけれどちょっと斜めから見たら優しいオレンジにも見える。
目を細めたら光に透けて黄色にも見えるってこともあるのではないでしょうか。。
見る者が色々な側面から見ようとして見れば
物でも人でも今までは見えていなかった違う面を
捉えることが出来ることもあるのではないのでしょうか。。
相手を悪いと決めつけて見たら悪いとしか映りませんけれど
そんな風に決めつけて見てしまう自分の心を覗いて見たら
案外、相手と似ている大嫌いな自分の一面を見つけてしまった
・・ということがあったりします。
人は自分が隠し持っている自分の嫌いな性格を相手に見てしまいますと、
その人がすごく嫌な人に感じてしまうんだそうです。
自分と相手って案外、合わせ鏡だったりすることもあるのですよね。
だからそんな相手と出逢ったら、その人の良い面を探したいな・・・
その良い面は自分に足りないものなのかもしれないし・・・と思ったりしています。
そんな風にして苦手だった人と今では気持ちよく接することが出来ていたりもします。
やっぱりあんまり好きではありませんけどね。
でも別に無理に好きにならなくてもいいと最近では思うんですよね。
その人の好ましくない部分は認めて置いといていいと思うんです。
一番大事なことは、その好ましくない部分に自分が振り回されてしまわないことではないのでしょうか?
そんなことでネガティブになってしまうなんて・・ね
エネルギーも使っちゃうし時間ももったいないな・・なんてね
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水面に映る紅葉はユラユラと揺らめいて
自分の思い次第で見えるものも違って見える人の心の深淵のようです。
捉えどころがないのが人の心。
でもわかっていそうでわからないのは案外、自分自身の心の裏側だったりして
.............................. (愛猫ルビーのいたずらの跡でした)