「愚人は過去を語り、狂人は未来を語る。しかし賢人は現在を語る」。毎日、取り上げているが、こちらもフランスの革命家(皇帝)、ナポレオン・ボナパルト将軍の名言。これもよく知られているが、堅実に足元を堅めて行けば、自ずと未来が見えてくるだろう。そんなものだと思う。さて恒例の京都、清水寺の今年の漢字は「戦」だ。思えば然りだ。ウクライナ有事の最中なので尚更だが、既に記憶に薄い北京冬季五輪は今年の出来事。本来ならば、諸々の問題もあり、参加国の殆どがボイコットをしてもやむを得ない国際大会だったのだが、今やスポーツマンシップにある正義も、国際社会の道徳も堕落し、デタラメな世界になってしまった。国際ルールもへったくれもない、中共政府は、覇権主義から関係国を侵略しており、おまけに武漢肺炎ウイルスである。そのウイルスから中共の覇権行為が活性化した事を顧みても、決して許されない事で、悪質なのは、そのウイルスをWHO(世界保健機関)の代表であるテドロス・アダノム氏と結託。情報隠蔽の上、証拠隠滅の痕跡まで指摘が出来る程の国際テロだったのに、このザマである。つまりそれだけ中共が全世界に絡んでおり、中共自体も処分に及ばないのだから、随分と世界も堕落したものだ。その堕落も思えば物事を仕切る指導者不足である。
五輪に限って言えば、よく「スポーツに政治を絡めるな!」とは言うものの、根深く政府も絡んでおり、実際、各国の委員会人事も政治家の寄合いみたいなものなので、スポーツと政治は別格だと関係団体が否定をしてもシラケるだけだ。でなければ、リオ大会閉会式後の「東京五輪」のプレゼンテーションに於いて、あれだけ政治色の濃い演出にはならないだろう。現に選手は国を背負っているではないか?それは各国の五輪大会全てに言える。なのでアノ「北京冬季五輪」に至っては、結局は全世界が中共政府がやらかした事を許した事になる。そう思われても当然の流れだった。「つまり、そう言う事」なのだ。それにしても各国に、「どれだけ工作員が居る事か?」と思ってしまう。
さて国家財政だが、総理の岸田文雄氏は国防に積極的なのは良いが、その防衛費を増税をする事で賄おうとするのは安易だと思う。大体、巨額な費用を捻出するのに緊縮財政では、お話にならないだろう。とても愚かな判断だ。そんな岸田氏だが、自民党総裁選で掲げたものは、まるで民主党政権のマニフェストである。つまり実現は不能で「その財源は、何処にあるの?」とさえ思ったが、結局は、“国家財政あるある”で増税とは、あまりにもワンパターンである。即ち「困った時は増税」なのだ。とにかく計画性もなし。それで復興税にも手を出そうとした。流石に閣内のみならず、党内からも反発を食らったが、「そりゃ当然だろう」としか言いようがなく、とても不甲斐ない。そこで TBS Newsによると「高市経済安全保障担当大臣が「総理の真意が理解出来ない」などと厳しく批判しましたが、官邸幹部は「政治生命を懸けるなら辞表を出すべき」とけん制しました」との事。その記事には更に「岸田総理周辺は、「総理は絶対に折れない。ここで折れたら政権が潰れる」と話しています」。と書かれているのだが、増税をした方が政権が潰れるだろう。なので国民に真を問い、衆参解散の後に総選挙でも、やるが良い。これが道理だと思うのだが如何なものだろう?
それと訃報だが、1970年代中期のアニメやヒーロー物の主題歌では、特に有名な歌手の水木一郎さんが亡くなった。死因は肺癌との事だが、あの美声の持ち主が、肺を患っていたとは不幸なものだ。享年は、74歳だった。氏と言えば当時、やはり互角だった子門真人さんと共にヒットがある。一時期は、殆どこのふたりで、アニメやヒーロー物の主題歌が聴けたものだ。その意味では、正に昭和を代表する「アニソンの帝王」である。とても残念だ。それと「男はつらいよ」で源ちゃん役の佐藤蛾次郎さんが亡くなった。78歳だった。主役の渥美清さんとの絡みでは、いつもスラップスティック的な面白さがあった。どちらも「昭和の思い出」だが、また薄くなった。御冥福を御祈りしよう。
今年の漢字は「戦」 京都 清水寺で発表
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221212/2000069026.html
「政治生命を懸けるなら辞表を出すべき」官邸幹部、高市氏をけん制
防衛増税で閣内から反発も「総理は絶対折れない」【記者中継】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/227659
水木一郎さん死去74歳 7月に肺がん闘病公表、
11月歌謡祭では車いす姿「マジンガーZ」熱唱
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202212120000531.html
「男はつらいよ」で寅さん慕う「源公」、佐藤蛾次郎さん死去…78歳
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20221212-OYT1T50033/