地球に正体不明の球体が接近した。つまり人類は滅亡する!(ガタッ)
宇宙微生物学を研究するヘレンは、各分野の科学者とともに、
政府からの召集を受ける。
セントラルパークに着陸した球体から現れたのは、
異星人クラトゥだった。
「人間たちが滅亡すれば、地球は生き残れる」
世界中が混乱を大須なか、ヘレンは必死の説得を始める。
キアヌ・リーブスが『マトリックス』
『コンスタンティン』のプロデューサーと再びタッグを組んだSF超大作。
2008年12月19日、日劇1ほか全国ロードショー。
裏表紙にも袖にもあらすじが無いと思ったら、終わりから2ページ目にあった。
某ロボット(?)アニメの本かと思って手に取ったのは否定しない所存であります!
↑のあらすじで全部書いてあるから、
気になった部分もといどうでもいい部分を拾っていきたい。
第一章 ヘレン・ベンソン博士『女の子みたい!』(30代後半)。
私ったら、何どきどきしているのかしら。まるでティーンエイジャーの女の子みたい!
バリバリ仕事する系の描写の後にこう来たのは、これの手法みたいで吹いた。
第三章 集められた科学者たちおk、よく考えてみよう。
「私にもまったくわけがわからないのですが、ある理由で私たちが必要とされているようです。急に私を連行しにきた警官は、国家安全のためとか言っていましたが――」
「なるほど、ちょっと考えてみませんか。例えば、こうして集められたわれわれには何か共通点があるんでしょうか?」
「あなたのご職業は?」そしてヘレンは『宇宙生物学者』。
「原子物理学者です」
二人の会話を聞いていた男が口を開いた。
「私は天文学者です。グロスマンといいます」
続いて、グロスマンの隣に座っていた、眼鏡の黒人男性が答えた。
「私は地質学者です」
なるほど、突然『集められたわれわれ』は、皆『科学者』という訳で
「いや、私は違います。ウインスロウといいます。私は土木技師です」ウインスロウ、空気読め。
第四章 謎の物体07―493( ゜д゜)
「われわれには、あと七十八分しか残されていません」
(゜д゜)
地球\(^o^)/
第五章 落下した球体この文章の5行後に、
あたりに変化は見られなかった。すべては勘ちがいだったのだろうか。
「すべてが勘ちがいだったということはないかしら」うーん・・・・・・
ヘレンはそうであってほしいと強く思った。
流れにセンスを感じない。
原文のせいか訳し方のせいかはよくわからないけど。
第六章 異星人現る
「これはいったいなんだ! 人間ではない。指令があるまで、絶対に攻撃するな」
「いや、エイリアンはこちらに向かって前進している。今すぐ攻撃をすべきだ!」聞けよ。
「待て、銃を下げろ。絶対に攻撃してはならない。命令だ!」
「そのまま狙いをつけろ――」
「私の命令まで攻撃を抑えろ。私が指揮を取る」
「エイリアンはこっちに向かってくるぞ、撃て!」
第七章 手術キャー、ヘレン、するどーい。
「出血しているのは、赤い血だわ。ということは、ヘモグロビンがあるということよ!」
・・・・・・だが少し待ってほしい。
そもそもそれは『出血』なのだろうか?
銃で撃たれた→倒れた→体から何か流れてる→出血だ!
これってあくまでも「地球人の理解」じゃねー?
第十五章 明かされる目的「・・・・・・クラトゥ、あんたは間違っている!」
クラトゥはうつむき、やがてつらそうに口を開いた。
「すでに、決定は下されてしまったんだ」
「何故ならば、あんたが抹殺しようとする人類もまた、天然自然の中から生まれた物・・・・・・」
「いわば地球の一部!!!」
「それを忘れて、何が自然の、地球の再生だ!」
「そう、共に生き続ける人類を抹殺しての理想郷など・・・・・・」
「愚の骨頂!!!!!」
以下、激しい戦いの後に東方は赤く燃えている(※違います)
『人間の形に〝生まれてくる〟』ことで地球に適応したらしいエイリアン・クラトゥ。
どうもメンタル面も「人間的」すぎて、イマイチ「エイリアン感」が無い。
クラトゥたちは地球人の想定の範囲内な感じ。
そりゃあ、地球人の創作だから当然なんだけど・・・・・・。
いや、結論を理解・和解の方向に持って行くとそうならざるを得ないということかな。
具体的にタイトル挙げられるほどのファンじゃないけど、
星新一氏の描くエイリアン(宇宙人)だったら「ゲゲーッ感」があるんだよね。
俺がエイリアンに対して(星新一作品の)そういうイメージを持っているからこそ、
クラトゥたちには物足りなさを感じるのかもしれない。
「地球を大切に!20世紀フォックス」的な作品(「電気を大切に!」のノリで)。
環境を省みないあなたの一挙一動が、エイリアンの審判の決め手になるかもしれません。
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