元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
キツネノカミソリ・1~果実
長池公園“かたくり観察路”で見られる「キツネノカミソリ(狐の剃刀)」。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、夏にオレンジ色の風情のある花を咲かせていたが、花後に直径3~4センチの果実が出来始めていた。3倍体で果実が出来ないヒガンバナに対して、キツネノカミソリは2倍体なので結実する。
さて同じヒガンバナ属に“ムジナノカミソリ(狢の剃刀)”と名付けられた花がある。かつて宮崎県日南市に多く自生していたが、その後、野生のものは絶滅したとされている。ムジナノカミソリはキツネノカミソリに酷似していることから名付けられたが、そのムジナノカミソリに似た植物が長崎県佐世保市の離島(宇久島)に数多く自生しているというニュースがあった。但し本来のムジナノカミソリに比べて花期が1ヶ月遅いので、絶滅種とは別の種の可能性もあるとされ、今後、DNA解析などで調べられるようだ。さらに同じ仲間に“タヌキノカミソリ(狸の剃刀)”もある。こちらは中国原産で日本には観賞用に入ってきたが、キツネノカミソリに似ていることからタヌキの名前が付けられた。ムジナやタヌキに化かされたような話だが、確かに存在するので、できれば実物を見てみたい。
さて同じヒガンバナ属に“ムジナノカミソリ(狢の剃刀)”と名付けられた花がある。かつて宮崎県日南市に多く自生していたが、その後、野生のものは絶滅したとされている。ムジナノカミソリはキツネノカミソリに酷似していることから名付けられたが、そのムジナノカミソリに似た植物が長崎県佐世保市の離島(宇久島)に数多く自生しているというニュースがあった。但し本来のムジナノカミソリに比べて花期が1ヶ月遅いので、絶滅種とは別の種の可能性もあるとされ、今後、DNA解析などで調べられるようだ。さらに同じ仲間に“タヌキノカミソリ(狸の剃刀)”もある。こちらは中国原産で日本には観賞用に入ってきたが、キツネノカミソリに似ていることからタヌキの名前が付けられた。ムジナやタヌキに化かされたような話だが、確かに存在するので、できれば実物を見てみたい。
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ワレモコウ・1~有限花序
バラ科ワレモコウ属の「ワレモコウ(吾亦紅・吾木香)」。日本には古来から自生している種で、根を乾燥させたものを止血剤などに利用していたようだ。通常、小穂ができる花は基部のほうから咲き上がっていく“無限花序”が多いが、ワレモコウは頭頂部から咲き下っていく“有限花序”。ひとつの小さな花の直径は3ミリほどで、花弁のように見えるのは萼片。開花直後はピンク色だが次第に暗紅色に変わっていく。小さい花で撮影に苦労させられるが、4本の雄蕊がかろうじて確認できる。
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