スミレ・1～中山地区

　中山地区のアスファルト道路脇に生えている「スミレ（菫）」。スミレ科スミレ属の多年草で、スミレの仲間の代表格になる。どこでも普通に見られる花だが、当地では野山で見るよりは、このような道路脇など比較的生育環境の悪い場所で見ることが多い。他の植物と張り合って生きていくより、邪魔者のいない環境で気ままに生きていくのを選んでいるのだろう。当地では15～16種類のスミレを見ることができるが、今年は、コスミレ、アオイスミレに続いてこれが3種目。さて今年は何種類のスミレを見られるだろうか。まだ見つけていないスミレや一度しか見ていないスミレも是非見つけたい。

シキミ・1～蓮生寺公園

　蓮生寺公園“たんぽぽの道”にある「シキミ（樒）」。マツブサ科（←シキミ科）シキミ属の常緑小高木で早春に淡黄色の花を咲かせる。この公園は別所谷戸の原風景を残す雑木林で、住宅地の中にあるにもかかわらず豊かな自然を感じることができる。ここにシキミがあると数年前に公園情報で知ったのだが、その場所がずっとわからなかった。しかし昨年の秋に、偶然シキミの果実をこの山道で見つけて、やっとその在り処が判明した。そしてこの春、開花を待っていてやっと撮ったのがこの写真。残念ながら枝が高く間近では見られないが、その特徴的な花の様子がわかる。