高尾山“6号路”の枯れ木に引っ掛かっていた「キジョラン(鬼女蘭)」の種髪。辺りを探したが果実の姿は見つからなかった。高木や崖の上のほうに特徴的な大きな葉が見えるが、よじ登るわけにはいかない。この日は2号路、3号路、4号路、5号路、6号路、冨士道を歩いたがキジョランの種髪を見たのはこのひとつだけ。2号路で見た大きな綿毛はテイカカズラだった。キジョランはキョウチクトウ科(←ガガイモ科)キジョラン属のつる性常緑多年草。
ブナ科ブナ属の「イヌブナ(犬ぶな※)」。その葉痕を見てみるとスヤスヤ眠っている赤ちゃんの顔が見えた。夢でも見ているのだろうか。これは高尾山“4号路”のもので、この日は山道に落ちたイヌブナのドングリを探したが、とうとう見つからなかった。去年は異常気象や台風のため、ドングリが少なかったのかも知れない。今年は是非、春の花や秋のドングリを見てみたい。
※ぶなの漢字は木へんに無。
『小さな瞳』
作詞・作曲:浜口庫之助 歌:しばたはつみ 昭和53年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)