クワ科イチジク属の「イタビカズラ(崖石榴)」。写真は成葉の様子で長さは6~7センチ。先端は尾状で尖る。同属のオオイタビの成葉はやや肉厚になり先端は尖らない。イタビカズラやオオイタビが岩や樹に這っている時の幼葉は小さく、その時点での区別は極めて難しい。写真の葉は成葉で蔓はやや立ち上がってきており、これなら花が期待できそうだ。これは東京薬科大学“薬草園”の入口フェンスに絡んでいるもの。
京王堀之内駅入口交差点付近の民家の塀で見掛けた「オオイタビ(大崖石榴)」。クワ科イチジク属のつる性常緑木本で、緑化のために植栽されているのを良く見掛ける。葉身2センチほどの幼葉は先端が尖り厚さは薄いが、葉身4~5センチの成葉はやや肉厚になり先端は尖らない。成葉の段階になるとようやく同属のイタビカズラと見分けられる。