どちらを選ばれるか?お仕事の合間に妄想されるのも如何でしょう!

2018-01-08 14:57:40 | 日記
僕の大好きな素材のひとつにピケ素材が有ります。
ヴィンテージ物が好きな方には、多いのではないでしょうか!
リーバイスの518や70505にも勿論、ピケ素材は存在したのですが、
60年代頃のホワイトスタッグの三面ジャンパーやマクレガーのスウィングトップ
などにもよくピケ素材は使われておりまして、古着屋時代には、ピックしたら
秋口や春先にはヴィンテージのアロハに冬場には、ヴィンテージのスキースウェーター
(ノルディックですよね)などにコーディネィトして楽しんだものです。
僕自身が、三面ジャンパー好きですので、

ついつい昨年、オールパーパスをピケで作ってしまいました。
出来上がるまで不安も残りましたが、出来上がりを見た時には、
(やった!成功。)と唾を飲んだものです。
サンプルを上げるまでにも、代理店のI君には、色々と無理難題も投げかけましたが、
快く引き受けてくれたので、納得の行く逸品に仕上がりました。
先ず、素材選びですが、ガッシリした肉厚のピケ素材で作りたかったので、
態々、ニューヨークの生地屋から生地も取り寄せて頂きまして、

この2色を選んだ訳なんです。
(オフホワイトとオリーブです)
サンプルを作ってどちらかに決めようと思ったのですが、
出来上がりを見て、どちらも欲しくなりましたので、
(オフホワイトもヴィンテージの三面っぽくてエエ感じなのですが、オリーブも
雰囲気的にタンカースっぽくて捨てがたい!)
上記の2色展開で行く事になりました。

このオフホワイトのピケのオールパーパスがヴィンテージの三面っぽく見える
のも、

実は、このお襟や、

袖口や裾のフライスを、別注で昔のジャンパーに付いていた様な針抜きのリブを
作ったからなんです。
やはりリブひとつで雰囲気はガラリと変わってしまいますので。
このリブと、

このユニバーサルの真鍮Wジップを日本から米国に送りまして合体させた訳なんです。
こちらの

オリーブもちょっと雰囲気的にタンカースを彷彿させるでしょう。
裏は、

こんな感じで、ヨーロピアンホワイトグースダウン100%になりますので、真冬でも
ジップを締めますと滅茶苦茶暖かいですね。
ですから、真冬でも、

インナーにサーマル1枚でもヘッチャラですよ。
711を広めにロールしまして少々ミリタリーテイストな着熟しですが、サイズ感や
靴のセレクトでどこかヨーロッパな目線に。
サーマルをナチュラルな色目に、

されますと、よりミリタリーな雰囲気に仕上がりますね。
僕も好きな着熟しのひとつですね。
林さん別注シャンブレーなどに

ウェポンのチノパンなどもお似合いになりますよ。
ダナーのガムシューも味付けに。
トーントーンな着熟しで、

ピーターブランスなどとのコーディネィトも如何でしょう!
A710を刺すだけで、ヨーロッパな目線に早変わり。
懐かしい真っ赤なチノのBDなども

如何でしょう!
昔、ラルフなどでよくありましたタイプを林さんに作ってもらいました。
711にもバッチリお似合いになりますよ。
オフホワイトなら、

60年代のアイビーリーガースっぽくBDシャツに履き込みました710に
コーディネィトされるのもお勧めですね。
古着屋時代には、ビッグマックのネルなどで、この手合いの着熟しを
よくしておりました。
BDを刺すだけで雰囲気もガラッと変わりますよ。
着込みましたリバースなどに

林さん別注ベーカーパンツなども如何でしょう!
足元、トリッカーズのデザートブーツは万能選手です。
インディビの真っ白なBDに、

かつらぎ518でオールホワイトな着熟しも素敵ですよ。
足元、別注ベルジュラックがお似合いですね。
素敵な彼女との休日デートなどには、

ザネッラの細畝コーデュロィに着心地最高のグランサッソのタートルなど
もお勧めですよ。
後悔させない逸品ですが、

どちらを選ばれるか?お仕事の合間に妄想されるのも如何でしょう!

追伸

今日のVANSONスタイル!

芋ジャンに712の綺麗なお色目のBDをコーディネィトしまして、
BCBGな着熟しを!
昔とった杵柄ってこういうもんですね。
昔から大好きなコーディネィトで、フランス人のアメリカへの憧れのスタイル
かもしれませんね。
僕ら同様に、フランスやイタリアの方も、やはりアメリカへの憧れは強いと
思いますので。
でも、何故ヨーロッパの方が、アメトラの着熟しをすれば、アメリカ人と違い
洒落ているのか?
よく考えたもんです。
やはり、色目のコーディネィトや自分に似合ったサイズ取りを熟知しているから
でしょうね。
洋服の歴史の違いかもしれませんね。
それから新品を購入してから、着用するまでに掛ける手間かもしれませんね。
吊るしの服をそのまま着用するのじゃなく、家で、着込んで肘を出したり、
洗濯したりとか、洋服自身を着込んだ状態に持っていくのが上手いと思います。
僕などが、小学生の頃など新品のスニーカーが恥ずかしくて買ったら先ず、泥など
付けて汚してから履いた様な感じですね。
やはり吊るしのままじゃ、洋服が本人から浮いてしまい、不自然に第三者から
見えると思うのです。
この一手間、実は洋服を洒落て着るには、大事な処だと思います。
面倒くさがらず、是非一手間を!
丁稚から、
(オールパーパスのストリークフリーのXSサイズが、現在予約不可となっておりますので、
XSサイズ御希望の方は、どのサイズでも結構ですので、予約入れて頂きまして、備考欄に
XSサイズ希望と書いて頂けますか。
今、全力で修正しているのですが、変更不可となっていますので、お手数ですが、宜しく
お願いいたします。)との事です。