スパイラル呼吸ヨガ講座:第507回「初級:腰痛には腕立て伏せ」11月25日
ヨガにはワニのポーズ「チャトランガ・ダンダアサナ」というのがあります。これは筋トレの腕立て伏せと似たものです。腕立て伏せというと腕力を鍛えるもので腰痛とは関係ないだろ?と思う人がいるかもしれませんが、いいえ、きっちりやると腹筋も同時に強く働くんです。
筋肉が強くなると、ちょっとやそっとの痛みは感じなくなります。これは決して鈍感になったわけではありません。刺激に対して受容力がつくからです。最近の研究では、多くの痛みは、悪玉ストレスによって脳が作り出した幻影だということがわかってきています。筋トレやパワーヨガは適度な善玉ストレスを作ります。それが悪玉ストレスを撃退してくれます。
1)手の間隔はあまり広すぎずに床につきます。このとき頭から胴体、足まで一直線にバーンとしっかり維持します。よく頭が下に落ちている人がいますが、それではいけません。
また首は固めず縮こませず、ヘッドリードします。あと他にはお腹が下に落ちてしまう人がいますが、それもダメです。ということはこの姿勢だけでも、なかなか筋力が働くんですね。ダラダラやらないで機敏にやるのがコツです。
2)そうしたら息を口から吐き出しながら全身を下降させます。このとき手の間隔が正しいと上腕が肋骨の両サイドにわずかに触れるようになります。床スレスレまで行きましょう。女性はなかなかたいへんかもしれませんが頑張る!
3)いったん息を入れます。そして再び息を吐きだしながら全身を押し上げます。1回もできない人はピンチだと思ってください。毎日とにかくトライしましょう。最低5回できるようになってください。
呼吸優先で腕立て伏せやると、筋力が即効でアップします。胸郭と腹部のポンピングアクションが、深部癒着や背骨のねじれを解き放つんです。アレクサンダーテクニークのウィスパード「アー」にこんな秘密があるとは、最近まで全然気がつきませんでした。
- スパイラル呼吸法™でやるパワーヨガ/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司
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