第13回目「アレキサンダーテクニックでやる賢者のポーズ」8月1日
(前回からの続き)
今回は中級者向けです。
1)前回と同様に左足を右肘に引っ掛ける。
2)全身を右肘に寄りかかって、気合一発!両足を持ち上げる。
3)これがまずできるのがF-35戦闘機の垂直浮上やる前提条件です。
しかも一瞬持ち上がれば良いというわけではありません。
少なくともその状態を最低3秒は持続する必要があります。
3秒なんて無理?
操縦の極めて難しいF-35のパイロットになるんだったら、
それくらいの試練は通過しなくてはいけません。
「ネットショッピンッグならマウスクリックしたら翌日には手に入るだろ」
ここではそういうのは通用しません。
<ダイハード4でF-35に追いかけられるジョンマクレーン刑事>
だから、ここからは初心者では無理です。
(1回目から実践を続けてきた人なら、その時点でもう中級者になっています)
それでも、やる気のある人は大歓迎です。
そういう才能豊かな人のために、F-35の垂直浮上をやる秘密を公開します。
4)両足が持ち上がった状態のまま、右脚を後方、左脚を右側に慎重に伸ばしていくんです。
それと同時に両手で床をじわじわと押しつけながら、作用・反作用の力を使って顔を持ち上げるわけです。
右脚と左脚をさらに頑張って伸ばしていくと、
全身にシステマチックな働きがあらわれて、まるでワイヤーで釣り上げられたかのごとく、
顔は両脚と一緒に床からグーンと持ち上がります。
このとき体には集中力と緊張度が極限に高まっています。
これが原子力発電所のように強烈なエネルギーを生じるのです。
体内の原子が衝突して体温が上がり、じっとりとした発汗が起こります。
パワー全開で、間髪を入れずに反対側でもやりましょう。
これがカウンディンニャ、賢者トリックの全貌です。
手品のタネあかしです。
タネがわかってしまうとマジックも「なあんだ、そんなことだったのか」と思うことでしょう。
すると今度は「くだらないことやってる。やっぱりインチキじゃあないか。卑怯者!」
とまるで詐欺にでもあったかのようにワメき立てる人がいるのです。
かくいう私もインドで似たような経験がありました。
路上商人が暗がりで10センチくらいの紙でできた人形を動かしていました。
いわゆる式神です。私の目の前をトコトコと、まるで生きているかのように歩いているんです。
さらに飛び回ったり空中一回転したり、凄い曲芸までやるんです。
私はたいへん驚いて、その人形が欲しくなりました。
10ドル札を渡すと商人はたいそう喜んで、サービスだといって3個もくれました。
大喜びでホテルに帰って、袋を開けてその人形を見てみると、紙切れに釣り糸がついているだけでした。
「クソ~騙された」と思いましたが、今になってみると、
その商人の知恵と技術、多大な時間をかけて磨いたワザを
まったく評価していなかった自分に気がついて恥ずかしくなりました。
私は練習(プロセス)ではなくて、タネ(奥義)を10ドルで買ったのです。
インド旅行すると見かけはウソに見えても、凄い人がたくさんいるのです。
(もちろん生まれながらの詐欺師もたくさんいます)
(第14回に続く)
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司
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