腕の輪くぐり
サーカスでライオンの火の輪くぐりというのがあります。また、神社では茅の輪くぐりというのがありますね。今回はそれとは全然関係のない自分の腕の輪をくぐり抜けてみましょう。
1)仰向けになって膝を立てます。そして左手を耳のそばにつけて肘を天井に向けます。それを右手でつかみます。
2)右手で左肘を足と反対側に動かします。やることは簡単ですけど、この姿勢での文章表現は難しいですね。
すると胴体が右に転がり始めるんですけど、このとき目線を腕の輪に向かせて頭を左に転がすんです。つまり胴体がひねられる動き、スパイラルになります。
3)右手で左肘をさらに押し出すようにしていくと、胴体はいっそうねじられます。このとき頭を左にスライドさせると、腕の輪をくぐり向けれます。
4)さらに体が右に転がっていくと左手はマットの上を移動して伸びていきます。
5)右半身が下になるくらいまで転がると、左腕は持ち上がって伸びます。そして同時に頭も持ち上がるんです!これが背骨の連続性です。このとき頭がもしもダランとマットについたままだとしたら、体は脱力状態でコーディネーションは崩れています。自然な体の動き方とは常に体のつながりが確保されている状態です。
6)さらに右に転がって左肘を胸に近づけていきます。
7)最後に胎児のように丸くなって引きこもりましょう。誰か来たら「あんたなんかに会いたくありません。出てってください!」と言ってやりましょう。
8)引きこもって気がすんだら、そろそろ生まれる時間です。今までの動きをリバースして最初の仰向けに戻ってください。
こういう体の連続性を使って、今日もパワーヨガやりましょう。やるとアドレナリン効果ですぐに元気になりますよ。
【アレクサンダーパワーヨガ Part-68】Eka Pada Kaundinyasana
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司
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