8時のぶな森での朝ごはんに戻ってくると、キッチンからたくさんの「おかえりー」との声。
関東から、北海道新幹線の開通ツアーの人たちが前日夜からぶな森で1泊利用しており、一緒に朝ごはんを食べました。
テーブルとイスの数がちょうどで、まるで夏長期のようです。
この後寿都へお出かけするとのこと。
キャンプから帰ってきて一息をつきたいところですが、今日は最終日、お昼解散です。
残り時間はあまりありませんが、まだまだやることが残っています。
夜のすいさんに使った鍋などの食器類や道具を洗って片付けたり、
使った毛布、寝袋、テントなどを干します。
暖かい日差しが、本当に気持ちが良いです。濡れたものも乾いてくれるでしょう。
最後に、出発前のチェックと本当に同じ数、状態かどうかを確認します。
使って終わり、ではキャンプではありませんよね。
みんなで使い、みんなで片付けまで行うことが大切です。
今回もしっかりやってくれました。
そして待望の温泉!
「最終日は慌ただしくて行けないかも‥」「行けてもおやつを食べる時間は無いかも‥」などと危ぶんでいましたが、目標の10時を過ぎてはしまいましたが、10時20分に温泉に行くことが出来ました。
ところが温泉に着いてみると、たつみが冬季営業時間であることを忘れていて開店は10時30分から! むしろまだ開いていなかった!
しかし結果的に、一番風呂に駆けつけることが出来たということ。「初めての一番風呂!」という子も結構いて、これは嬉しい誤算でした。
おやつも食べることができましたね。
ダブル1年生・ダブルYYのダブルソーダ(計4本)です。
温泉から帰ると閉村式。
まずは一週間を振り返り。
毎日のテーマを確認すると、事前の経験が後日や、野外泊に活きていたことがわかりました。
そしてジェットたかぎぃからの修了書の授与。
みんなのスキルアップしている最中の写真はそれぞれ違います。裏のコメントと共に見比べると楽しいですね。
最後はぶな森の校歌(春のキャンプだけど雪もあったので冬ver.)を歌いました。
キャンプの途中や、昨晩の焚き火を囲みながらも歌ったりと、比較的他のキャンプより校歌を歌うことが多かった、そんな春の長期村であったように思います。
そしてお昼ご飯を食べた後は、ついに解散。
札幌組はちこやリーハンと共にキャビンで札幌へ、現地組はそれぞれ親御さんの送迎で家に帰って行きました。
これで5泊6日の「いざ!春のスキルアップキャンプ」の全プログラムが終了しました。
テーマである「いざ!」という言葉に
①「いざ!」というやる気や元気を
②「いざ!」という時にどうにかできるよう
気持ちを込めました。
東日本大震災から5年目ということは今回の春キャンプ設計の大きなきっかけでした。
私(たつみ)は当時学生で直接的には関わっていませんが、ぶな森校長のジェットたかぎぃは震災2日後に現地入りし支援活動を始めました。
そこではやはり「いざ!」というものが必要であった、そう聞いています。
また、スキルは勝手にはアップしません。学んで、練習して、また繰り返すことでスキルアップしていきます。
参加者によっては初めてのこと、何回目のこともあったかと思いますが、スキルアップに繋がったでしょうか。
火付けから社会見学、一泊二日の野外泊までかなり幅の広い内容でしたが、このそれぞれがみんなの興味関心のきっかけや体験の機会、感性豊かな時代の良い思い出になることを願っています。
(春の長期村ディレクター たつみ)