HIV母子感染率、帝王切開+抗ウイルス剤で抑制 : 科学 : YOMIURI ONLINE(2006年12月6日3時1分 読売新聞)
HIV(エイズウイルス)感染者が出産する際に2~3割の比率で起きる恐れがある母子感染も、帝王切開と抗ウイルス剤の投与を組み合わせるなどの予防策をとれば、感染率が0・6%まで抑えられることがわかった。
HIV感染を踏まえた計画的な帝王切開による出産は173例で、うち母子感染事例は、わずかに1例(0・6%)。これに対し、感染妊婦の自然出産は22例で、うち母子感染は5例(23%)だった。残り14例は緊急の帝王切開による出産で、母子感染は1例(7%)だった。
子供を持つことをあきらめるHIV感染者が多いとされてきただけに、その考え方そのものを変える可能性がある結果として注目される。
確かに明るいニュースですが、科学的調査は別としても、ほぼ10年以上前からわかっていたことなのに、妊婦感染例で自然出産(普通の「力む」出産)が行われていたとは…
2003年頃においても「HIV陽性のため子供を断念した」というブログもありました。
前にもお話したことがあるかもしれません。
実は10年前に、HIV陽性の外国人妊婦の出産に立ち会った(麻酔をかけた)ことがあります。帝王切開で、赤ちゃんへのHIV感染は防げました。
10年前ですよ
今でもほぼ毎日「HIVに感染したら子供を持てるのですか?」と聞かれます。
「啓蒙が遅れているのだな。」と、別の意味においても、上記のニュースを手放しでは喜べない現実を今日も感じています。
HIV(エイズウイルス)感染者が出産する際に2~3割の比率で起きる恐れがある母子感染も、帝王切開と抗ウイルス剤の投与を組み合わせるなどの予防策をとれば、感染率が0・6%まで抑えられることがわかった。
HIV感染を踏まえた計画的な帝王切開による出産は173例で、うち母子感染事例は、わずかに1例(0・6%)。これに対し、感染妊婦の自然出産は22例で、うち母子感染は5例(23%)だった。残り14例は緊急の帝王切開による出産で、母子感染は1例(7%)だった。
子供を持つことをあきらめるHIV感染者が多いとされてきただけに、その考え方そのものを変える可能性がある結果として注目される。
確かに明るいニュースですが、科学的調査は別としても、ほぼ10年以上前からわかっていたことなのに、妊婦感染例で自然出産(普通の「力む」出産)が行われていたとは…

2003年頃においても「HIV陽性のため子供を断念した」というブログもありました。
前にもお話したことがあるかもしれません。
実は10年前に、HIV陽性の外国人妊婦の出産に立ち会った(麻酔をかけた)ことがあります。帝王切開で、赤ちゃんへのHIV感染は防げました。
10年前ですよ

今でもほぼ毎日「HIVに感染したら子供を持てるのですか?」と聞かれます。
「啓蒙が遅れているのだな。」と、別の意味においても、上記のニュースを手放しでは喜べない現実を今日も感じています。